のこ
こちらは人間と猫の
関わりを描いた物語よ。
ぬこ
どんな猫?
のこ
見た目はちょっと不細工なのだけど
人間の心を見透かすような、不思議な
存在感を持っているの。
ぬこ
へえ〜 そんな猫が
人間とどんな風に関わっていくのか
興味あるな!
『猫鳴り』 沼田 まほかる (著) 双葉文庫
あらすじ
結婚十七年、ようやく授かった子供を流産し、哀しみの中で日々を過ごしていた信枝と夫の藤治。
家のそばに現れた子猫はモンという名前をつけられ、夫婦に育てられた。
傷ついた夫婦に寄り添い、心に闇を抱えた少年の心を見透かすような、不思議な存在感を持つモンが、その生涯を終えるまでの人間との関わりを描く。
家の近くに捨てられ、ケガをしていた子猫を、信枝はまた捨てようとします。
流れた子供を思い出させるような小さな命に目を向けたくなかったのです。
しかし飼うことで、失った命を思いながら生きていこうという藤治の言葉で、子猫は二人のもとで飼われることになります。
まとめ
手がかからず、大きくてちょっと不細工な猫、モン。
その仕草や行動は人間の心の動きや感情を理解しているかのようです。
その細かな猫の仕草のひとつひとつが、人間に安らぎと慰めを与えてくれ、時に生きるために大切なことをも教えてくれるのです。
<こんな人におすすめ>
猫を飼っている、猫好きである
猫と人間の絆を描いた話を読みたい
沼田 まほかるのファン
リンク
ぬこ
わああ〜〜〜〜
モン〜〜〜。゚・(>Д<)・゚。
のこ
猫は生きるために大切な
ことを教えてくれる存在でも
あるのね。
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