こちらは「書く」ことについて
解説した１冊よ。
文章の書き方のテクニックを
解説した本とどう違うんだ？
「なにを」「だれに」「どのように」「なぜ」
と、「書く」こと自体について詳しく解説して
いるの。
なるほど。それだけでも
書くべき道筋がだいぶハッキリとしそうだな。
『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』
田中 泰延 (著) ダイヤモンド社
概要
「書く」ことについて、技術を学ぼうとすることは、出発点から間違っています。もっとシンプルに、自分自身が読みたいことを、自分自身に向けて書けばいいのです。事実の中に、自分だけの発見を見つけ、誰かとつながり、人生が、世界が変わるのです。
電通のコピーライターとして二十四年、自分が読みたいものを書くために退職し、自らを「青年失業家」と名乗る著者による文章指南です。「なにを書くのか」「だれに書くのか」「どう書くのか」「なぜ書くのか」という四つの章で構成され、フォントは大きく、文字数は少ないですが、時折笑いを挟みながら文章の極意を伝えます。
まとめ
とことん調べ、自分だけの発見を伝えるために書く。破天荒なようできっちり基本をおさえている著者の文章は、シンプルでありながら、その背後に幾重にも重なる裏付けが垣間見え、説得力があります。膨大なデータベースを肚に落とし込み、肉とした自分が読みたいと思う文章だから、価値が生まれるのです。
＜こんな人におすすめ＞
納得のいく文章を書けなくて困っている
「書く」ことについて根底から考え直せるようなものを読みたい
自分にしか書けない文章を書きたいと思っている
なるほどねえ。情熱を注ぎ込んだ
文章は、確かに価値が高いように
感じるな。読んでいても楽しい。
とことん突き詰め、自分だけの発見を
自分だけの言葉で書く。そうすることで
より価値も高まっていくのかもしれないわね。
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