のこ
こちらはあるスーツケースが
持ち主を変えてあちこち旅する
物語よ。
ぬこ
なんでそんなに持ち主が
変わるの?
のこ
あるきっかけで「幸運のスーツケース」と
呼ばれるようになり、このスーツケースを
持って旅した女性は、その後の人生に
変化が訪れるのよ。
ぬこ
ほほう。彼女たちにどんな
「変化」が訪れたのかな?
気になるぜ!
『スーツケースの半分は』 近藤史恵 (著) 祥伝社文庫
あらすじ
結婚して三年、ニューヨークへ行きたい思いを募らせていた真実。
フリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、購入。
夫に反対されながらもNYへの一人旅を決行する。
やがてそのスーツケースは友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに、やがて「幸運のスーツケース」と呼ばれるようになり…。
旅から自分の未来を見つける物語。
フリーマーケットでふと目にした青いスーツケースを気に入り購入し、海外旅行へ一度も行ったことがなかったのにNYへの一人旅を決めた真実。
年に一度のぜいたくと決め、香港の高級ホテルに泊まりながら、それを隠そうとする自分に嫌になる花恵。
昔からその場だけの楽しさを求めていたが、周囲からの圧力が窮屈に感じているゆり香。
ライターの仕事でパリへと出かける悠子。
まとめ
スーツケースは友人の手から手へと渡り、世界中を移動します。
スーツケースを介して交錯する様々な人々の人生。
その鞄につまっているのは自分の持ち物と、まだ見えぬ自分の未来への希望なのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
旅から得る「気づき」を描いた話に興味がある
生きづらさを抱える女性たちの発想が転換されるような話を読みたい
近藤史恵のファン
リンク
ぬこ
旅に出ると価値観が変わるんだな!
のこ
いつもと違う視点を得られるからこそ
突破口を見つけられるのかもしれないわね。
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