始末をつけるのは借金と叶わなかった妹の恋心

のこ
のこ

こちらは吉原で客からの

借金を取り立てる始末屋の直次郎が

花魁からある取り立ての依頼を受けるお話よ。

ぬこ
ぬこ

吉原で借金取り立てねえ。

なんだかいろいろな

事情がありそうだけど。

のこ
のこ

花魁の妹分の首を絞めて

逃げた男を探し出し、百両を

取り立ててほしいということなの。

ぬこ
ぬこ

首を絞めるだって!?

そいつは大変だ!!

直次郎はその男を探しだせるのか?

『始末屋』 宮本 紀子 (著) 光文社時代小説文庫

あらすじ

吉原で、客から借金を取立てる始末屋「だるま屋」で働く直次郎は、花魁・真鶴から依頼を受ける。

妹分・花菊の首を絞めて逃げた男を探し出し、百両を取り立ててほしいと言うのだが。

吉原で妹・しのを亡くしてから心を閉じ、情け容赦なく借金の取立てをしてきた直次郎ですが、真鶴の依頼を受けてから少しずつ様子が変わってきます。

直次郎に密かに思いを寄せるだるま屋の一人娘、お蝶や、兄貴分である伊八らと時に衝突し、そして相手の思いに触れ理解し、協力しながら花菊の相手の男を探します。

その正体が明らかになったとき、花菊の様子はどこかおかしくて…。

まとめ

閉じられた世界で、外から来た男と思いを通じ合う吉原の女たち。

嘘にまみれた世界でたったひとつ見つけた愛はまことだったと信じたい。

直次郎がつけた始末は、そんな叶うことのなかった割り切れぬ女たちの思いでもあるのかもしれません。

<こんな人におすすめ>

借金を取り立てる「始末屋」稼業に興味がある
吉原の女たちのせつない思いを描いた話を読んでみたい
宮本 紀子のファン

制作動画はこちらからご覧いただけます。

ぬこ
ぬこ

直次郎自身も自分の心の傷と

向き合っているんだな。

のこ
のこ

そんな直次郎だからこそ

閉じられた世界で生きる

女たちの心情を理解して

始末したのかもしれないわね。

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