のこ
こちらは外商部のお仕事を描く
『上流階級 富久丸百貨店外商部』
シリーズの第2弾よ。
ぬこ
おっ!静緒は今度はどんな
活躍をするんだ??
毎回おもしろい企画を出してくるよな。
のこ
今回はセレブな同居人、枡屋の
母親が、静緒と枡屋の結婚を
すすめてくるの。
ぬこ
えっ?だって枡屋は…。
ああ〜 今回も嵐の予感だな!!
『上流階級 富久丸百貨店外商部 (2)』
高殿 円 (著) 小学館文庫
あらすじ
富久丸百貨店外商部に勤める鮫島静緒38歳。外商部の立て直し、顧客のトラブル、そして同居人枡屋の母が、バツイチ独身の静緒に枡屋との結婚を勧めてきて…!?
静緒のお客である鶴さんは、小学生の孫が登校拒否気味で悩んでおり、ヤクザの愛人・珠理は妊娠し、愛人生活をやめたいと言う。
解決のために頭をひねりつつ、一方で外商部のテコ入れ的企画を考えます。
売り上げの減少、顧客の高齢化など、こちらも問題は山積みです。
おまけに枡屋の母がやってきたことで、彼の生い立ちが明らかになります。
まとめ
セレブにはセレブゆえの悩みがあるようです。
そこに突っ込んでいくのは高卒の静緒です。
彼女の絶対に逃げない姿勢やがむしゃらに突き進んできた力強さは、彼女の勲章であり、立場を問わず他人を惹きつける魅力となっているのです。
不完全な部分も時には武器になる。そんなことも教えてくれるお仕事物語です。
<こんな人におすすめ>
『上流階級 富久丸百貨店外商部 (1)』を読んだ
セレブの外商を使ったお買いものと提案商品に興味がある
高殿 円のファン
リンク
ぬこ
静緒の仕事できる具合は
ちゃんとそれまでの苦労の経験から
滲み出るものだから、その仕事ぶりが
信頼できるんだよな。
のこ
ひるまない、逃げない。
経験は自分の糧とする。
そんなところが静緒の魅力なのよね。
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