のこ
こちらはオレオレ詐偽を
はじめとした、詐欺に関わる
人物たちの騙し合いを描く物語よ。
ぬこ
おもしろそうだな!
悪い奴らの知恵のぶつかりあい
ってところか?
のこ
そうね。オレオレ詐欺の
仕組みなども詳しく描かれて
いるわ。
ぬこ
なるほど!仕組みを知れば
トラブルは避けられるかも。
奴らがどうやって詐偽を働いているのか
興味あるな!
『オレオレの巣窟』 志駕 晃 (著) 幻冬舎文庫
あらすじ
オレオレ詐欺を組織的に運営し、成功させている平田は、奨学金の返済に苦しむ真奈美と出会い、互いに惹かれ合う。
裏社会から足を洗おうとする平田だが、闇の世界は彼を離そうとはしない。
イケメン結婚詐欺師や、不細工な出会い系サイトのサクラなどが加わり、騙し合いが繰り広げられる。
入念な台本作り、「架け子」と呼ばれる、電話をかける担当者への徹底した教育、「受け子」と呼ばれる金品受け取り担当が捕まったとしても、運営者の情報は決して明らかにならない。
周到なやり口と、部下からの信頼を得て、オレオレ詐欺でもうけていた平田だが、真奈美と出会い、自身にも警察の手が伸びてきたことで、詐欺の世界から身を引こうとしたのだが…。
まとめ
現代社会の貧困、そして巧妙に仕組まれた詐欺の実態。
その鮮やかな手口に感心し、そして最後に微笑むのは誰なのか。
最後までハラハラしどおりのエンタメミステリーです。
<こんな人におすすめ>
オレオレ詐欺の実態に興味がある
オレオレ詐欺、結婚詐欺など詐欺師同士の騙し合いを読んでみたい
志駕 晃のファン
リンク
制作動画はこちらからご覧いただけます。
ぬこ
わあっ 最後の最後で
だまされた!!
のこ
読者も騙される
巧妙な仕掛けがたっぷりの
ミステリーね。
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