対人関係療法の観点から考える自己肯定感

『それでいい。』  細川 貂々 (著), 水島 広子 (著) 創元社

概要

「ネガティブ思考クイーン』の漫画家、細川貂々が、精神科医で「対人関係療法」の第一人者・水島広子に会いに行くコミックエッセイ。

自分のネガティブぶりを相談した著者に対し、先生の言葉は…

人のことを妬んでしまう、コミュニケーションを取るのが苦手、自分にはできないことが多い…。ネガティブ思考にかけては自信あり(?)の貂々さんが水島先生に相談すると、返ってきた言葉は「それでいい」でした。

今ある貂々さんを丸ごと認めてあげる。ネガティブでもいい。上手にできなくてもいい。自分が自分であることを肯定し、思考ではなく感情を大切にしてあげること、と先生は解説します。

まとめ

自身の肯定感から役割期待のズレによる対人関係の問題まで、マンガを用いてわかりやすく解説しています。現代社会の状況やSNSの発達により、「あるべき自分の姿」にとらわれがちな人も多いと思います。

本書は「あるべき自分の姿」ではなく「あるがままの自分」を認め、大切にすることで、少しずつ成長していけるのだ、ということを教えてくれているのです。

<こんな人におすすめ>

自分に自信がもてない
コミュニケーションをとるのが苦手
人をねたんだりうらやましく思ってしまう

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