イラストブックレビュー髪から伝わる女たちの体温と生き様 『髪結百花』泉 ゆたか (著)のイラストブックレビューです。遊女に夫を寝取られ離縁した梅は、実家に戻り髪結である母の仕事を手伝いはじめる。花魁の紀ノ川や禿の少女タエ、そして吉原で働く女たちとのやりとりから、髪結としての自信と喜びを取り戻していく。 2021.03.07イラストブックレビュー
イラストブックレビュー「おおあたり」はちょっぴりほろ苦いものもある 『おおあたり』畠中 恵 (著)のイラストブックレビューです。貧乏神の金次が太った男からもらった富札が何と百両以上の大当たり。噂を聞きつけた長屋の者が、近所に酒や料理をふるまえ、と言ってくる。おまけに富札が偽物である疑いも出てきて…。 2021.03.04イラストブックレビュー
イラストブックレビュー人の生死と恋ごころはままならぬもので… 『ひとめぼれ』畠中 恵 (著) のイラストブックレビューです。江戸の町名主の跡取り息子、麻之助はお気楽を身上としているが、次から次へとやっかいごとが舞い込んでくる。このところ、幼なじみで、同心の容姿でもある真面目な男・吉五郎の様子がおかしい。 2021.03.01イラストブックレビュー
イラストブックレビュー人の転機に訪れる「まったなし」の瞬間 『まったなし』畠中 恵 (著)のイラストブックレビューです。いくらか元気を取り戻してきたものの、いまだ妻を亡くした悲しみが癒えぬ町名主の跡取り、麻之助。父の後を継ぎ、すでに別の町の町名主として働く、幼なじみの清十郎のもとへ結婚の話が舞い込む。 2021.02.11イラストブックレビュー
イラストブックレビュー結び、切り、変化していく人との縁 『雨あがり お江戸縁切り帖 』泉 ゆたか (著) のイラストブックレビューです。十七歳のお糸はひょんなことから縁切り状の代筆を引き受けることに。一度は結んだものを切りたいと願う、人々の縁の不思議と、その胸のうちを描く。 2021.02.08イラストブックレビュー
イラストブックレビュー美しく、深い余韻を残す江戸のミステリ 『恋牡丹』戸田 義長 (著)のイラストブックレビューです。『八丁堀の鷹』と呼ばれるやり手の同心、戸田惣左衛門。七夕の夜、吉原の見世の主の用心棒としてと飲まれたのだが、惣左衛門の目の前で、主は刺殺された。犯人とその手口とは。 2021.02.07イラストブックレビュー
イラストブックレビュー「むすびつき」というのは不思議なもので… 『むすびつき』畠中恵 (著)のイラストブックレビューです 。江戸の大店の病弱な若だんな・一太郎は、前世でどんな人だったのだろうか?貧乏神の金次がその昔出会ったという「若長」の話を語り、その人物は若だんなに似ていたと言う。 2021.02.04イラストブックレビュー
イラストブックレビュー激動の時代に生きた浮世絵師の苦悩と矜持 『おもちゃ絵芳藤』谷津 矢車 (著) のイラストブックレビューです。大師匠である宇田川国芳が亡くなり、門下生たちが弔いに集まった。若頭格である芳藤は自身の絵が全く売れないでいる。弟弟子たちの才能を横目に、芳藤は子供用の玩具絵を描き続ける。 2021.01.29イラストブックレビュー
イラストブックレビュー誰にでも与えられる「とき」という名の薬 『ときぐすり 』畠中 恵 (著) のイラストブックレビューです。町名主の跡取り息子である麻之助は、女房を亡くしてからも仕事が舞い込んでくる忙しい日々を送っていた。眠れる薬の謎、雲隠れしてしまった清十郎、挙動不審な吉五郎…。麻之助は今日も江戸の町を駆け回る。 2021.01.25イラストブックレビュー
イラストブックレビューそれぞれが見つけた幸せと心に残る味 『花だより みをつくし料理帖 特別巻』髙田郁 (著)のイラストブックレビューです。江戸時代、料理人として奮闘する姿を描いた「澪つくし」シリーズの番外編。大坂に戻ったのち、文政五年(1822年)春から翌年初午にかけての物語。 2021.01.20イラストブックレビュー