のこ
生後半年で結婚相手が
決まっていたとしたら
どうする?
ぬこ
人間の生後半年じゃ自分でも
歩けない時期じゃん!
そんな時期に結婚相手が決まっちゃうの?
のこ
こちらはそうしたことが普通だった
江戸時代後期のお話よ。他に、大正、昭和と
不思議なつながりを持ち、自分の意志を持って
生きた女性たちを描いているわ。
ぬこ
いずれも女性が自己主張するには
厳しそうな時代だけど。
彼女たちはどんな生き方をしたのかな。
『政略結婚』 高殿 円 (著) 角川文庫
あらすじ
加賀藩主の三女として生まれた勇。彼女は生後半年で利極どのとの結婚が決まった。結婚七年目にしてようやく娘を授かる。藩の財政を立て直すために夫婦で知恵を絞る。江戸末期、大正、昭和。それぞれの時代を生きた女性が不思議な縁でつながる。激動の波の中、自らの手で自らの人生を切り拓いていく女性たちを描く。
生後半年で決まった婚約者と結婚した勇
江戸時代末期。金沢のお姫様として生まれた勇。利極との結婚が決まり、生まれ育った土地を離れ、江戸で暮らしはじめます。頼りになる義母や一足先に江戸へ向かった姉などと交流を重ねながら、利極と穏やかで心を寄せ合うような時を過ごします。
しかしその後、勇に思ってもみなかった試練が次々と起こるのです。勇は困難に立ち向かいながら自らの役目を理解し、全うします。勇と大正時代を生きた万里子、昭和を生きた花音子の三人の女性。彼女たちの生き様とは。
まとめ
決して自由とは言えなかった時代に、自分の意志を持ち声を発してきた女性たち。その姿は現代の私たちに勇気と、困難に向かっていく力を与えてくれるのです。
リンク
ぬこ
おお… まさに時代の荒波を
ガシガシと渡っていく女性たち!!
☆:*:・感。゚(゚ノД`゚)゚。動・:*゜☆
のこ
時代に流されることなく
自分をしっかりと持ったその姿に
勇気と感動をもらえる物語ね。
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