ぬこ
おっ 麻之助のシリーズ
第三弾だな!
のこ
あら。ぬこはこのシリーズ
好きなの?
ぬこ
お気楽で遊び上手な割に
揉め事を解決するのが上手だなんて
まるで俺のようだ( ̄∇ ̄)
のこ
…。そんな麻之助の奥さんが
妊娠したの。
ぬこ
そいつぁ めでたいな!!
今から麻之助の親バカぶりが
目に浮かぶな(⌒ー⌒)o∠
『こいわすれ』 畠中 恵 (著) 文春文庫
あらすじ
神田町名主の跡取り息子・麻之助はお気楽な遊び人として界隈に名を馳せている。幼なじみで女にモテる清十郎、真面目な見習い同心・吉五郎とともに、江戸の町で起こる揉め事や謎を解決していく。シリーズ第三弾。
妻・お寿ずの懐妊で大喜びの麻之助
妻のお寿ずの懐妊を知った麻之助は、大喜び。お寿ずが体調を崩せば実家に帰らせて静養させ、赤子に与えるものを見つくろったり、名前を考えたりと、生まれる前から親バカぶりを発揮。
そんな麻之助の元に持ち込まれるのは河童騒動に、書道と絵画の対決、麻之助の浮気をお寿ずに吹き込む者…など麻之助自身にまで及ぶような内容のものも。身重のお寿ずを気遣いつつ、仲間たちと問題を解決していく麻之助。しかし、予想だにしなかった出来事が起こり…。
まとめ
子を喪った悲しみや、嫉妬のあまり、感情のコントロールが効かなくなる姿は、江戸の時代も現代も変わりありません。今よりも人の命がずっと儚いものだった時代ではありますが、大切なものを失う衝撃や悲しみは、人の根本的な部分を頼りなくしてしまうものなのかもしれません。そうしたやるせない感情を丁寧に描きあげる物語です。
<こんな人におすすめ>
遊び人の江戸町名主の跡取り息子が妻の妊娠を機にどう変わるか興味がある
シリーズのファン
畠中 恵のファン
リンク
ぬこ
えっ そんなΣ(゚口゚;
ちょっとこれは…
のこ
江戸時代を背景に、
一人の男性として、夫として
麻之助に試練が訪れるわね。
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