イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『夜の国のクーパー』伊坂 幸太郎 (著) 気がつくと、細く丈夫な蔓で身体を縛られ、身動きのできない状態で草叢の中に横たわっていた私の胸の上には、灰色の猫が座っていた。その猫が「ちょっと話を聞いてほおしいんだけれど」と喋ったものだから驚いた。長い話を終えたトムは私に「僕たちの国を救ってくれないか」と言ってきた。 2022.10.18イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』石持浅海 (著) 長江と渚と夏美の三人は、学生時代からの宅飲み仲間。夏美と結婚した健太、二人の息子の大、そして長江と渚の娘・咲が加わり、美味い酒と肴に舌鼓を打つ。料理や酒の話で盛りあがると夏美が「そういえば…」と身の回りで起きた奇妙な謎を語り出す。 2022.10.17イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳 碧人 (著) クッキーの包みとワインのボトルを持って旅に出た赤ずきんは、その行く先々で事件に遭遇する。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」。それぞれの物語の世界の中で起こる不可解な殺人事件。果たして赤ずきんはその謎を解くことができるのか。 2022.10.11イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『いけない』道尾 秀介 (著) 文春文庫 海岸線に沿った白蝦蟇シーラインを南下するときに、左手に現れる弓投げの崖を、決して見てはいけない。この場所で、衝突事故が起こる。事故の当事者たち、その関係者や家族、刑事たちの思惑が絡まりあう。また、少年が目撃した文房具店での出来事の真相、新人刑事が見つけ出そうとした殺人事件の犯人。全てがつながりを見せながら驚愕のラストへとつながっていく。 2022.10.04イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『たまさか人形堂それから』津原 泰水 (著) 自分の作る人形にはオリジナリティがない。スランプに陥る若き職人・冨永をなぐさめようとするたまさか人形堂の店主・澪。しかし「人形を作らない澪さんには、作り手にのしかかる重圧は、永久にわからない」と冨永に言われてしまう。 2022.09.22イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『入れ子の水は月に轢かれ』オーガニック ゆうき (著) 水害で双子の兄を亡くした駿は、実家に残された母から逃げるようにして沖縄にやってきた。那覇のガーブ川上の商店街にある、鶴子オバアの店を譲り受けた駿だが、最初の客が水死体となって発見された。その死に疑問を持ち、調べ始めるがさらに新たな死が…。 2022.09.12イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『オルゴーリェンヌ』北山 猛邦(著) 『焚書法』により、世の中からあらゆる書物が姿を消した世界。十四歳の少年クリスは『ミステリ』作家を目指し、旅を続けていた。オルゴール職人たちが住む海上の洋館を訪れたクリスは、職人たちが不可能な状況で次々と殺されてい句事件に巻き込まれる。 2022.09.08イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『蟻の棲み家』望月諒子 (著) 中野区の路上で若い女性の射殺死体が発見された。四日後、再び中野区のアパートでも若い女性の射殺死体が。フリーの事件記者である木部美智子は、この連続殺人と、かねてから取材していた企業恐喝事件との間にあるつながりを見つける。 2022.09.06イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『予言の島』澤村伊智(著) 瀬戸内海に浮かぶ小さな島、霧久井島。二十年前、霊能者がこの島についてある予言を残した。それは、二十年後にあたる今年、島で六人が死ぬ、というもの。天宮淳は友人たちと面白半分でこの島へとやってきたが翌朝宿泊客の一人が死体となって発見される。「予言」は本当だったのか。 2022.09.02イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『少年検閲官』北山 猛邦 (著) 一人で旅を続けている十四歳の幼年、クリスは「探偵」と呼ばれる存在を耳にする。探偵は森へやってきた者の命を奪い、また町の家の扉や壁に赤い十字架のような印をつけるという。森で発見された首なし死体や、家につけられた謎の印を探ろうとするクリスだが…。 2022.09.01イラストブックレビュー