ミステリー

イラストブックレビュー

書店営業に興味のある方はぜひ!これを読めばよくわかる

『平台がおまちかね』  大崎 梢 (著) のイラストブックレビューです。中堅の出版社、明林書房の新人営業、井辻智紀は、今日も書店へと向かう。ところが自社本をたくさん売っている書店を尋ねたら店長に冷たくあしらわれ、文学賞の受賞式には受賞者が会場に現れず…。本を愛する全ての人に贈る、ハートフルミステリー短編集。
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複雑に絡み合った線が一気にほどかれる快さ

『青光(ブルーライト) 』柴田 よしき (著) のイラストブックレビューです。青い電飾が遺体のそばに巻かれているという連続殺人事件が東京を震撼させていた。同じ頃、作家でありブルーライト探偵所長でもあるユナのもとに、女友達の秋子から助けを求めるメールが届く。一方、探偵社で依頼を受けた身辺調査が、連続殺人とのつながりを見せて…。
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名探偵は映画オタクのひきこもり!?

『キネマ探偵カレイドミステリー』斜線堂 有紀 (著)のイラストブックレビューです。留年の危機に瀕する私立大学文学部の奈緒崎は休学中の秀才、嗄井戸高久を大学に連れ戻すことができたら、留年の決定は取り消す、と提案される。しかし嗄井戸は、映画鑑賞に没頭し、家から出る気配はない。そんな中、街の小さな映画館「パラダイス座」をめぐる火事騒動が。
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被害者は誰?あなたもきっと騙される

『ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係』真梨 幸子 (著)のイラストブックレビューです。警視庁生活安全総務課、ストーカー対策室、特別対策ゼロ係には、多くのストーカー被害の相談事案が持ち込まれる。相手のことを知りたい、近づきたいという衝動を抑えることのできなかった者たちが迎える結末とは。
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家族だからこそ、心の底でくすぶり続ける消せぬ思い

『血縁』 長岡 弘樹 (著) のイラストブックレビューです。初老のコンビニ店長が、コンビニ強盗にナイフを突きつけられた。その時鳴り響いた電話の音に「でていいか」と書いて示したが強盗はメモを見ても答えなかった(「文字盤」)。血の繋がりゆえに起こる犯罪を情感豊かに描く7つのミステリー短編集。
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「そうきたか!!」と思わず唸るミステリー短篇集

『どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉』のイラストブックレビューです。ミステリー作家、綾辻行人のもとには、さまざまな「奇妙」な問題が持ち込まれる。後輩、作家の先輩、編集者の妻などから出される「犯人当て」とその謎解きを、推理作家はできるのか。
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軽やかながら本格的!おもしろ要素満載のミステリー

『新装版 星降り山荘の殺人』倉知 淳 (著) のイラストブックレビューです。雪に閉ざされた山荘に集まったのは、UFO研究家、売れっ子女性作家、スターウォッチャーなど癖のある面々、悪天候により、交通が遮断され、電話も通じなくなった山荘で起こったのは連続密室殺人事件。犯人は誰?
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昭和の男の底知れぬ強さを感じるミステリ

『秋山善吉工務店』 中山 七里 (著) のイラストブックレビューです。父が眠る部屋から出火し、家が全焼してしまった秋山一家。父・史親はなくなり、遺された母・景子と息子の雅彦と太一は、史親の実家に身を寄せることになった。工務店を営む、昔気質の祖父を苦手に感じる彼らに、新たな問題が次々と起こる。
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歪んだ価値観の本当の被害者は誰なのか

『昨日がなければ明日もない』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。「私の子供が殺されそうなの」。中1の娘とともに杉村探偵事務所を訪れた29歳のシングルマザー・朽田美姫。小学一年生の息子、竜聖が事故に遭い、入院中なのだという。表題「昨日がなければ明日もない」ほか二編を収録した、杉村探偵とちょっと困った女たちの事件簿。
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猫のようなしなやかな視点で謎を解く

『とむらい自動車 (猫丸先輩の空論)』倉知 淳 (著) のイラストブックレビューです。友人が交通事故に遭った現場に向かい、物思いにふけっていたところ、読んでもいないタクシーが次々とやってきた。皆同じ名前の客に呼び出されたというのだが…。