のこ
こちらは書店営業が出版界に
まつわる謎を解明していく
『出版社営業・井辻智紀の業務日誌』
シリーズ第2弾よ。
ぬこ
今回はどんな謎に出会うんだ?
のこ
取次の人から「売れない本、
ちまちま作ってんじゃねーよ」
と言われてしまうの。
ぬこ
㍗!!!∑(゚Д゚ノ)ノ
いきなりそんなこと言われちゃうの?
衝撃のあまり固まってしまいそう…
『背表紙は歌う』 大崎 梢 (著) 創元推理文庫
あらすじ
中堅の出版社、明林書房の新人営業・井辻智紀は、今日も注文書を抱えて書店をまわっている。
しかし、取次会社の社員には辛辣な言葉をかけられ、作家が直接書店に訪れる「書店まわり」の直前に何やらトラブルの気配が…。
本と書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集、第二弾。
新刊の説明をすべく、取次会社にやってきた井辻は、そこの社員らしき男性に「売れない本、ちまちま作ってんじゃねーよ」といきなり言われ唖然。
のちに彼は「デビル大越」と呼ばれる有名人であることがわかります。
彼が出版社にかみついてくる理由とは。
また、旧知の人間に声をかけられるのが嫌で露出していなかった作家さんが、はじめて書店まわりをすることに。
しかし、予定した書店には、作家さんのかつての同級生だったという書店員がいて…。
まとめ
人と人の関係にトラブルやナーバスな感情はつきものです。本と関わることで、その感情と向き合ったり、違う角度で物事を見ることができるのです。
本でつながった大事な思い出や絆は、心の土台として自分を支えてくれるのです。
<こんな人におすすめ>
出版社の営業の仕事内容に興味がある
本にまつわるミステリーを描いた話を読みたい
大崎 梢のファン
リンク
ぬこ
口の悪さは愛情の裏返し
なんだなあ…。
のこ
本を愛する人々の思いを
さまざまなシチュエーションで
描く物語ね。
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