ミステリー

イラストブックレビュー

死を待つ人間たちが集まる場所で起こる謎

『死と砂時計』鳥飼否宇 (著)のイラストブックレビューです。世界各国から集められた死刑囚を収容するジャリーミスタン首長国の終末監獄。厳重に囚人たちが管理されるこの施設で起こる不可解な謎を、牢名主の老人シュルツと、若き青年アランの二人が解き明かす。
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その愛は絶望と悲しみに満ち狂気となって溢れ出す

『あの日、君は何をした』まさきとしか (著)のイラストブックレビューです。息子の大樹が高校に合格し、家族四人そろってお祝いして、幸せを感じていた主婦・水野いづみ。しかし、大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死した事で、これまでの生活は一変する。
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粋な新橋芸者の軽快ミステリ

『女は帯も謎もとく』小泉 喜美子 (著) のイラストブックレビューです。築地生まれの築地育ち、粋な新橋芸者の「まり勇」はハードボイルドなどの海外ミステリが大好き。忙しいお座敷の合間に起きる事件に推理を働かせる。築地を舞台にした都会は連作ミステリ。
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妖しくも美しい刺青に囚われた人間たちのドラマ

『刺青殺人事件 新装版』高木 彬光 (著)のイラストブックレビューです。大蛇の刺青を背中に入れた女性、絹枝に誘われ、彼女の家を訪れたもと軍医、松下研三が見たものは。胴体のない死体、完全密室での殺人事件。名探偵・神津恭介の推理とは。
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心と体の歪みを整える整体師探偵

『カナリヤは眠れない』近藤史恵 (著)のイラストブックレビューです。ビルの屋上にある粗末なプレハブ小屋で、無愛想な整体師が施術を行う「合田接骨院」は、患者が抱える身体と心の問題を整えていく。
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奇蹟を追い求める探偵が証明するトリックとは

『その可能性はすでに考えた』 井上 真偽 (著) のイラストブックレビューです。十数年前、カルト宗教団体による集団自殺事件があった、その、たった1人の生き残りである少女が、青髪の探偵・上笠のもとへ事件んお真相を調べて欲しいと依頼する。
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真実にたどりつくまでの距離

『真実の10メートル手前』米澤 穂信 (著) のイラストブックレビューです。世間を騒がせた、高校生二人が心中した事件は、その地名から「恋累心中」と名付けられた。事件の裏に潜む真実とはいったい何なのか。真実を捉えるジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。
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美味しい記憶は喜びとせつなさとともに

『マカロンはマカロン』近藤 史恵 (著) のイラストブックレビューです。気取らないフレンチを提供するビストロ・パ・マルは下町の小さなレストラン。今日も絶品メニューと鋭い洞察力でお客をもてなします。
イラストブックレビュー制作動画

その繋がりゆえの葛藤を描く

『血縁』長岡 弘樹 (著) のイラストブックレビュー制作動画です。家族とは、いったい何か?短編ミステリーの名手が放つ、情感豊かな犯罪小説集。
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「あなたに似た人」はすぐそばにいる

『あなたに似た人〔新訳版〕 I 』 ロアルド・ダール (著)のイラストブックレビューです。お腹の中の赤ん坊とともに幸せな日々を送っていたメアリーだが、ある日突然夫に別れを切り出され、思わず夫の頭に一撃を喰わせてしまう。