イラストブックレビュー図書館の神さまが教えてくれること 『図書館の神様』 瀬尾 まいこ (著) のイラストブックレビューです。それまで一心に取り組んできたバレーボールをやめて、海が見える高校の国語教師として赴任したのだが、なんと部員がたった一名の文芸部の顧問をすることになってしまった。まっすぐな青春を送ってきた『私』がある出会いから傷を負った心を回復していく。 2021.04.24イラストブックレビュー
イラストブックレビュー夫婦生活の悩みはこんなにも切実なのね 『奥様はクレイジーフルーツ』 柚木 麻子 (著) のイラストブックレビューです。家で仕事をするジュエリーデザイナーの初美、三十歳。女性誌の編集をしている三十五歳の夫、啓介とは結婚して三年になる。夫婦の仲は良好だが、夜の営みが間遠に。夫婦愛とはセックスと切り離されたものなのか。 2021.04.23イラストブックレビュー
イラストブックレビュー本の向こうに連れて行かれないようご注意を 『奇譚を売る店』芦辺 拓 (著)のイラストブックレビューです。「また買ってしまった」。古書店を見かけるとつい中に入っては本を手にしてしまう「私」。その古書との出会いによって「私」は奇妙な世界へと導かれていく。幻想怪奇な魅力に満ちた全六編の連作短編集。 2021.04.22イラストブックレビュー
イラストブックレビューやがてやってくる「老い」をどう生きるか 『すぐ死ぬんだから』 内館 牧子 (著)のイラストブックレビューです。78歳のハナは、身の回りに気を使い、見た目は60代、夫にも「自慢の妻」と言われ、概ね満足な老後を送っている。ある日夫が倒れたことから思いがけない事実が明らかになる。 2021.04.22イラストブックレビュー
イラストブックレビュー便利って何?人間らしさって?AI時代の生き方を問う 『ままならないから私とあなた』 朝井 リョウ (著) のイラストブックレビューです。数学が得意で、とことん合理的に生き、無駄なことは切り捨てていく薫。ピアノが好きで、説明できない感情や無駄と思われることにこそ、人のあたたかみが宿ると考える雪子。ふたりの友情と成長、価値観のぶつかりを描く。 2021.04.21イラストブックレビュー
イラストブックレビュー「あずかりやさん」はお客さんの人生の一部も預かるのです 『あずかりやさん 彼女の青い鳥』大山 淳子 (著)のイラストブックレビューです。藍色に白抜き文字で「さとう」と書かれたのれんがかかる「あずかりや」。この店では目の見えぬ店長が1日百円でなんでも預かります。 2021.04.20イラストブックレビュー
イラストブックレビュー人生一美味いビールが深く、深く沁みていく 『六畳間のピアノマン』 安藤 祐介 (著) のイラストブックレビューです 。ブラック企業に入社した大友、夏野、村沢。休みなく働いてきた三人は、ある夜、居酒屋で「人生一美味いビール」を飲む。人間らしさを取り戻したかのように思えた三人だったが、翌日から上司である上河内の締め付けが、さらにひどくなっていく。 2021.04.20イラストブックレビュー
イラストブックレビュー音楽によって人は世界を共有できる 『蜜蜂と遠雷(下)』恩田 陸 (著)のイラストブックレビューです。芳ヶ江ピアノコンクール2次予選課題曲である「春と修羅」をどのように弾くかが3次審査へ進めるか否かの分かれ道となる。続く3次予選、本線を勝ち抜き、優勝を手にするのは誰なのか。 2021.04.19イラストブックレビュー
イラストブックレビュー激動の時代を駆け抜けた男の数奇な運命 『わたしは英国王に給仕した』ボフミル フラバル (著)のイラストブックレビューです。百万長者になることを夢見て、ホテル「黄金のプラハ」で給仕見習いとして働くチェコ人の若者。だんだんと出世しながら、高級ホテルを転々とし、戦時中はナチスの施設で給仕を務め、やがて念願の巨万の富を手にするのだが。 2021.04.18イラストブックレビュー
イラストブックレビュー自ら命を絶ち、その先に見つけたものとは 『幽霊人命救助隊』高野 和明 (著)のイラストブックレビューです。首をくくり、自ら命を断った、浪人生の高岡裕一。気がつけば断崖を登っており、その頂上には3人の男女がいた。そこは死後の世界であり、自殺者である彼らは天国に行けずにいるらしい。そんな彼らの前に神が現れ、自殺志望者100名の命を救えば天国に行かせてくれるという。 2021.04.17イラストブックレビュー