小説・人文

イラストブックレビュー

生きていればこそ、その愛にたどりつける

『生きてさえいれば』小坂 流加 (著)のイラストブックレビューです。ずっと入院している叔母、春桜(はるか)が、出せずにいる手紙を見つけた甥の千景(ちかげ)。春桜のために、この手紙を届けようと、12歳の千景は、1人で東京から大阪へと向かう。
イラストブックレビュー

ツラいのは仕事ですか?それとも・・・上司?

『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』夕鷺 かのう (著)のイラストブックレビューです。上司・岸本から嫌がらせを受け続けている玲美は身も心も疲れ切っていた。縁切り神社に出かけ、お参りをした日から、上司を殺すための準備をする夢を見るようになる。
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テクニックだけではない「愛」を知る一冊

『わたしは愛される実験をはじめた。』浅田 悠介 (著のイラストブックレビューです。四年付き合った彼氏に振られ、合コンで知り合ったどタイプの男性にLINEするも既読スルーに。そんな時、イケメン男性たちにアプローチされている女性が。勇気を出して彼女に近づくと、彼女は私に「モテる女にしてあげる」と言った。
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自然の恵みと不思議に溢れる冒険譚

『冬虫夏草』梨木 香歩 (著) のイラストブックレビューです。物書きである綿貫征四郎は、姿を消して数ヶ月になる忠犬ゴローを探すため、鈴鹿の山へ旅に出た。人と、人ならざるものたちが暮らす山で起こる不思議な出来事。
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結婚相手が抽選で決まるなんて!?

『結婚相手は抽選で』垣谷 美雨 (著)のイラストブックレビューです。少子化対策として「抽選見合い結婚法」が施行されることに。相手と合わないと思えば断ることもできるが、3回断ればテロ撲滅隊送りとなる。年頃の男女のお見合い事情と結婚観をユーモラスに描く。
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数学に魅せられた者たちへの命題とは

『青の数学2: ユークリッド・エクスプローラー』王城 夕紀 (著)のイラストブックレビューです。数学オリンピック出場者たちとの夏合宿を終えた栢山は、自分の中に数字が全く浮かんでこないことに気づく。
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優秀でちょっとイジワルな執事の意外な一面

『ジーヴズの事件簿―大胆不敵の巻』P.G. ウッドハウス (著)のイラストブックレビューです。20世紀初頭のロンドン。気楽に過ごすバーティーのもとに、完璧な執事、ジーヴズ。ジーヴズの鋭い頭脳が今回も次々と難題を解決。
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恐るべき阿呆神と世界四畳半化計画

『四畳半王国見聞録』 森見 登美彦 (著)のイラストブックレビューです。ひたすらに数式を展開し、自分に恋人がいることを証明した数学氏。モザイク先輩に凹氏。阿呆が集まる大日本凡人會が京都を舞台に重要無人に動き回る。
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度肝を抜く発想と驚きの展開が詰まった26編

『余命3000文字』村崎羯諦 (著)のイラストブックレビューです。「あなたの余命はあと3000文字きっかりです」と医者から宣告された男がどうなったか(「余命3000文字」)。奇想天外な発想、思いもよらぬ衝撃のラストが楽しめる、26編を収めた短編集。
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全てを失った者にとっての本当に安全な場所とは

『彼女たちが眠る家』原田 ひ香 (著)のイラストブックレビューです。九州の離島にある家。ここには、ある問題を抱えた女たちが集まり、世間から距離を置き、静かに暮らしていた。ある母娘が入居したことから、彼女たちの日常が大きく変わっていく。