イラストブックレビュー時代と人の重なりを美しい表現で描く物語 『冥途あり』長野 まゆみ (著)のイラストブックレビューです。東京の下町で生まれ、実直な文字職人としてその生涯を終えたはずの父。しかし、亡くなった後、親族との会話から、父の意外な一面を知る。遠き日の昭和の風景とともに、一族の歩んできた道を描く物語。 2021.02.13イラストブックレビュー
イラストブックレビュー世にも奇妙な、それでいて身近に感じる世界 『世にも奇妙な君物語』朝井 リョウ (著) のイラストブックレビューです。初めに感じたのは、ほんのわずかな違和感、それが、みるみる間にふくれていき、後戻りのできない状況になっていく。そんな、朝井リョウ流の「世にも奇妙な物語」。 2021.02.12イラストブックレビュー
イラストブックレビュー完全なる執事、ジーヴズの活躍が光るユーモア小説 『ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻』P.G. ウッドハウス (著)のイラストブックレビューです。少々頭の弱い金持ちの青年、バーティーのもとへ新たな執事、ジーヴスがやってきた。服選びから人間関係まで、どんなやっかいなことでもジーヴズにかかればたちまち解決してしまうのだ。 2021.02.11イラストブックレビュー
イラストブックレビュー解いた者だけが踏み入れることができる美しい世界 『青の数学』王城 夕紀 (著)のイラストブックレビューです。雪の日、栢山が出会った少女は、数学オリンピックを制した天才、京(かなどめ)香凜。彼女は栢山に問う。「数学って何?」。ライバルと出会い、闘いながら栢山は香凜に問われた答えを探す。 2021.02.10イラストブックレビュー
イラストブックレビュー父の手紙に込められた子供たちへの愛 『父からの手紙』小杉 健治 (著)のイラストブックレビューです。姉弟である麻美子と伸吾のもとには、失踪した父・伸吉からの手紙が届いていた。しかし、結婚を控えた麻美子の婚約者が殺され、容疑者として逮捕された弟を救うため奔走するうちに、驚くべき父の真実が明らかに。 2021.02.10イラストブックレビュー
イラストブックレビュー流れていくときと人とを描く15の短編集 『ヴェネツィア便り』北村 薫 (著)のイラストブックレビューです。病に伏せっていた双子の弟が、空襲のさなかで気付いた、自分の出生にまつわること。過去、現代、そしてどこでもない空間。様々な状況で時と人を描く短編集。 2021.02.09イラストブックレビュー
イラストブックレビュー店長の数だけドラマがある!笑いと涙のお仕事物語。 『店長がいっぱい』山本 幸久 (著)のイラストブックレビューです。豚バラ肉と玉ねぎを甘辛く煮込んだものを卵でとじる他人丼。これを友々丼と名付け、看板メニューとして国内外に多くの店舗を展開する友々家。様々な事情で店長となった者たちが奮闘中。 2021.02.08イラストブックレビュー
イラストブックレビュー探し物は何ですか?友情?生き方?それとも・・・ 『探し物はたぶん嘘』大石 塔子 (著)のイラストブックレビューです。大学一年生の湯川は、無愛想な同級生・遠野のつきそいで病院を訪れた時、見知らぬ少女が遠野のバッグから何かを持ち去るのを目撃。しかし、遠野が確認してもなくなったものはないというのだが。 2021.02.07イラストブックレビュー
イラストブックレビューやり直したい人生の分岐点はいつですか? 『後悔病棟』垣谷 美雨 (著)のイラストブックレビューです。末期のがん患者を担当する医師、早坂ルミ子。ある日、病院の中庭で拾った聴診器を使うと、何と患者の本当の気持ちが聴こえてくる。しかも患者が望む「もうひとつの人生」も見ることができるのだった。 2021.02.06イラストブックレビュー
イラストブックレビュー「一生の思い出」になるおもてなし 『京都スタアホテル』柏井壽 (著)のイラストブックレビューです。『京都スタアホテル』は、百二十年の歴史を持つ老舗ホテル。館内レストランバーの支配人である、勤続三十三年のベテラン、北大路直哉は、館内レストランに訪れるお客様に満足していただけるよう、心をつくす。 2021.02.05イラストブックレビュー