イラストブックレビュー

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猫による、猫のための喫茶店!?

『黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です』 高橋 由太 (著)のイラストブックレビューです。契約社員として出版社で働いていた胡桃は、会社をクビになり新たな仕事先が見つからず崖っぷちの生活。やっと見つけたのは住み込み可のシックな喫茶店。店長は着物姿の美青年だが、その正体はなんとお胡桃が助けた黒猫だった!!
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食と人をつなげる キマジメ秘書の奮闘記

『から揚げの秘密-ひぐまのキッチン』 石井 睦美 (著)のイラストブックレビューです。真面目で勤勉だが、郷土の人見知りである「ひぐま」こと樋口まりあが、米、粉、砂糖などを扱う商社「コメヘン」の社長秘書として働くようになって9ヶ月が過ぎた。仕事にも慣れてきて、やりがいを感じていたある日、まりあが担当した仕事にクレームが入る。
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猫だらけの老舗どて屋は癒し効果バツグン!

『トラとミケ: いとしい日々』 ねこまき (ミューズワーク) (著)のイラストブックレビューです。名古屋にある老舗のどて煮屋「トラとミケ」。年老いた二人(二匹?)が切り盛りする店には、夕方になると味噌のいい匂いが漂い、今日もうまい料理と酒を求めてお客がやってくる。
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多様化する時代における「わがまま」の意味

『みんなの「わがまま」入門 』 富永京子 (著)のイラストブックレビューです。デモや政治への違和感から、高速や仕事に対するモヤっとするものまで、意見を言ったり行動したりすることへの「抵抗感」を、社会学の見地から解説。身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、みんなで社会をつくるための入門書。
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指先から生まれる生命の輝き

『線は、僕を描く』 砥上 裕將 (著)のイラストブックレビューです。両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学一年生の青山霜介は、ふとしたきっかけで水墨画の大家・篠田湖山と出会う。湖山に気に入られ内弟子となった霜介は、湖山の孫娘・千瑛に反発され、翌年の「湖山賞」をかけて勝負する、と宣言されるのだが…。
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圧倒的な絶望と憎しみと、わずかな希望を描く

『死神の浮力』 伊坂幸太郎 (著)のイラストブックレビューです。作家・山野辺遼は、一年前に10歳の愛娘を殺された。犯人として逮捕された本城はいったん容疑を認めたものの、のちに避妊、最終的には無罪判決を受け釈放される。山野辺は妻とともに本城への復讐を計画していたところ、そこに死神である千葉がやってきた。
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人生の崖っぷちで土を耕す

『農ガール、農ライフ』  垣谷美雨 (著)のイラストブックレビューです。水沢久美子、三十二歳。派遣切りに遭ったその日、同棲相手から「結婚したい相手がいるから出ていってくれ」と告げられる。TVで見た「農業女子」に、自分が進むべき道はコレだ!と感じ、早速田舎に引っ越し、農業を目指すべく動き出すのだが…。
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ノンストップの誘拐ミステリに挑む!!

『七日間の身代金』 岡嶋 二人 (著) のイラストブックレビューです。歌を歌う千秋と、作曲・伴奏を担当する要之助のカップルはプロデビューを目指している。ある日、千秋の友人から弟と繊細の息子が誘拐されたと相談される。
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49日間のバイトで見つけたわたしの忘れ物

『わたしの忘れ物』 乾ルカ(著 )のイラストブックレビューです。まだ雪の残る三月。H大学の三年生、中辻恵麻は大学の学生部へ訪れた。すると奨学係の女性から、バイトを紹介される。それは商業施設の忘れ物センターでの仕事だった。
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突き抜けているクズ男、伊藤くんと女たち

『伊藤くんA to E』 柚木 麻子 (著)のイラストブックレビューです。千葉のボンボンで、美形で博識。でも自意識過剰で幼稚で無神経な男、伊藤誠二郎。こんな男のどこがいいのか、なぜか彼の周囲には恋愛の話題が尽きない。伊藤くんと関わった女性の目線から、傷つき、立ち上がる彼女たちの姿を描く。