光文社文庫

イラストブックレビュー

膨大な知識と推理力を持つ図書館のおしごと

『おさがしの本は』門井 慶喜 (著)のイラストブックレビューです。和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼で本を探し出すのが仕事。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわきあがる。
イラストブックレビュー

逃げろ!そして追え!もう1人の自分を

『迫りくる自分』似鳥 鶏(著)のイラストブックレビューです。自分に瓜二つの男を見かけた数日後、俺は犯罪者にされていた。顔が似ている事で周到に仕組まれた冤罪。あいつの正体は?日常を奪われた俺の、必死の逃走劇が始まる。
イラストブックレビュー

人間も自然の一部なんだなあ

『神さまたちの遊ぶ庭』宮下 奈都 (著)のイラストブックレビューです。北海道、十勝大雪山国立公園にあるトムラウシ。この地へ引っ越してきた、作家の宮下奈都の一家五人がこの地で暮らした一年を綴るエッセイ。
イラストブックレビュー

「残業税」から見えてくる日本社会と働き方

『残業税』小前 亮 (著)のイラストブックレビューです。残業をすればするほど税金を取られる「時間外労働税」が導入され、人々の働き方は変化した。しかし、脱税を試みる手合いは後を絶たず。労基省職員の凸凹コンビが奮闘する。
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その距離感が心地良い 男四人旅

『敬語で旅する四人の男』麻宮 ゆり子 (著) のイラストブックレビューです。友人でもなく、仲良しでもないのになぜか一緒に旅に出る4人の男たちの、付かず離れずな距離感が心地よい連作短編集。
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ほろ苦い後味がジワリと染みてくる短編集

『素敵な日本人』東野 圭吾 (著) のイラストブックレビューです。季節の行事をテーマにした4編と、異色のミステリ5編を収録した短編集。
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なにかを残そうとする行動、それが人間が存在する意義だ。

『優しい死神の飼い方』知念 実希人 (著)のイラストブックレビューです。ホスピス「丘の上病院」に、犬の姿になって派遣された死神のレオ。患者たちの未練を解き放ち、魂を「我が主様」に送り届ける仕事だ。それが、この場所で起きた過去の事件を解決せねばならないことに…。
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本が人をつなぐ 人が本をつなぐ

『だいじな本のみつけ方』大崎 梢 (著)のイラストブックレビューです。本が好きな中学生の野々香は、ある日学校で書店のカバーがかけられた文庫本が置いてあるのを発見。誰かの忘れ物かと中を見てみると、それは大好きな作家の発売前の新刊だった!
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セーラー服を着た美しきテロリスト

『屋上のテロリスト』知念 実希人 (著)のイラストブックレビューです。1945年8月15日。ポツダム宣言を受託しなかった日本は、その後東西に分断された。そして七十数年後の今。彰人は自殺しようとやってきた学校の屋上で不思議な少女、沙希に「バイトしない?」と持ちかけられる。
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子どもの心をときほぐすのは、ぶたのぬいぐるみ

『学校のぶたぶた』矢崎 存美 (著)のイラストブックレビューです。見た目は可愛い豚のぬいぐるみ、中身は分別ある中年男、山崎ぶたぶた。中学校のカウンセラーとなった彼は、生徒たちの心の悩みに耳を傾ける。