恋とはズドンと「堕ちる」もの

『ツ、イ、ラ、ク』 姫野 カオルコ (著) 角川文庫

あらすじ

近畿地方の田舎町、長命市。この街で暮らす登場人物たちの、小学二年生から中学二年生までの濃密で苦しく、輝いていた時間を描きます、ひとつひとつの出来事は、大人になった後も決して色あせることなく、むしろその光量を増していくかのようで。

登場人物たちの個性がくっきりと浮かび上がる学生時代

背が高くて大人しく、本が好きな隼子。小柄でませていて何かと仕切りたがる統子。おっとりとしていて、家が裕福で顔も可愛い京美。興味がなくても話や行動は合わせる「サロン」状態の小学生時代。周囲との違いを感じはじめ、より突出しようとしたり、またある者は「堕ちた」としか言いようのない恋に、もがき苦しむ。

まとめ

視点が様々な人物に目まぐるしく変わりますが、人が人に対して、あるいは自分に対し、違和感や嫉妬、絶望などがシニカルなユーモアをたたえながら、くっきりとした輪郭を持って描かれます。なあkでも、どこか冷めた印象だった隼子が恋に堕ちる様子に胸をわしづかみされます。切なくて、焦がれるような気持ちを想い起こすような物語です。

<こんな人におすすめ>

苦しくて切なくなるような恋愛物語を読みたい
幼少期からの価値観を経て恋愛感情が育っていく物語を読んでみたい
姫野 カオルコ のファン

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