『最高殊勲夫人』 源氏鶏太 (著) ちくま文庫
「BOOK」データベースより
野々宮杏子は、三原商事の社長夫人である姉から、義弟の三原三郎との政略的な結婚を持ちかけられる。しかし、利発な彼女は恋人がいると嘘をつき、三郎と協力してこの話が実現しないよう奔走する。それぞれに別の結婚話が動き出す頃、いつの間にか二人はお互いに惹かれ合っていることに気づいてしまう…。読み始めたら止まらない、胸ときめく昭和のラブコメディ!
性格の異なる三姉妹
やりすぎなほどお節介な長姉、その姉に従順な次姉、利発で自分の意思をハッキリと持つ末っ子で主人公の杏子。
登場人物のキャラ設定がしっかりとしており、それぞれが出会うことでおりなすハーモニーが絶妙です。
まとめ
昭和二十年代後半という時代でのサラリーマンや、女性の立場もなんだか新鮮です。登場人物たちが生き生きと動き回る、痛快ドタバタラブコメディです。
<こんな人におすすめ>
ラブコメディが好きな人
昭和20年代後半の若者の恋愛劇に興味がある人
コテコテなドラマ的展開もわりと好きな人
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