『バー・リバーサイド』 吉村 喜彦(著) ハルキ文庫
「BOOK」データベースより
二子玉川にある大人の止まり木「バー・リバーサイド」。炭酸の音とジンとライムの爽やかな香りが五感を刺激するジン・トニック、水の都で生まれた桃のカクテルベリーニ。月の光がウイスキーになったムーンシャイン、真夜中のペペロンチーノ。チェダーチーズにギネスを混ぜ込んだポーターチーズ…など。マスターの川原とバーテンダーの琉平は、おいしいお酒&フードとあたたかな心づかいでお客を迎える。「花の酒、星の酒」「自由の川」など五篇収録。
酒の味わいを深めるバーでのやりとり
二子玉川にあるバーでの物語。
お客とバーテンダーの会話から生まれる空気感がしっとりとしていて、マスターが作るカクテルの味を、一層奥ゆきのある深い味にさせます。
生と死、そこにはそんなにはっきりと区別されるようなものではないのかもしれません。あらゆるものが混沌と「ある」ことを教えてくれます。
まとめ
人の生き様が酒の味わいを広げ、深めてくれる。そんな風に感じる物語です。
<こんな人におすすめ>
静かな空間でお酒を楽しむのが好き
カクテルが好き
酒&人生の話の組み合わせが好き
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