元ツッパリのライターがホストクラブのオーナーに!?

『渋谷スクランブルデイズ インディゴ・イヴ』

加藤 実秋 (著)    集英社文庫

あらすじ

フリーライターの晶は、三十路の独身女性。仲間のライターたちは独立したり、自身の得意分野を確立したり、結婚したりと人生の岐路にいる。晶も恋人から「親に紹介したい」と言われ、心が揺れる。取材で訪れたホストクラブから、全く新しいホストクラブのコンセプトを思いついた晶は、旧知の編集者、塩谷に話してみたところ、何と彼はその店を本当に開くのだと言い出した…!

なんで私がホストクラブのオーナーに

ライターとしての「次の一歩が」が踏み出せずもどかしい思いをしている晶に、健康本を書いてみないかという仕事が入ります。しかし担当の編集者がめっぽう厳しく、ヘコむ毎日。ある取材から閃いた「こんなホストクラブがあったら」という話に、長年一緒に仕事をしてきた塩谷が食いつき、店を作ることに加え、晶もオーナーになれ、と言うのです。オープンまでの期限付きで手伝うことにした晶ですが、次から次へとトラブルが起こり…。

まとめ

単純だけど情熱的な主人公、そこかしこに潜む昭和テイスト。登場人物たちの姿がくっきりと浮かび上がり、イキイキと動き回ります。忘れていた「熱くなるカンジ」を思い出させてくれる物語です。

<こんな人におすすめ>

テンポ良く読める「アツい」物語が好き
個性的な面々がホストクラブを立ち上げる物語を読んでみたい
加藤 実秋のファン

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