『屋上のテロリスト』 知念 実希人 (著) 光文社文庫
あらすじ
1945年8月15日。ポツダム宣言を受託しなかった日本は、その後東西に分断された。そして七十数年後の今。彰人は自殺しようとやってきた学校の屋上で不思議な少女、沙希に「バイトしない?」と持ちかけられる。
女子高生テロリストの鮮やかな手口
現金強奪、核兵器の入手、電波ジャック。次から次へと鮮やかに事を進めていく沙希は、一本しんが通っていて、すごい事をやっているのですがカッコ良く、素敵に見えます。
まとめ
対して「死」に引き寄せられる秋人は、ごく普通の高校生。彰人の、沙希を見守る目はあたたかいです。テロの内容も良くできていていますが、主人公をはじめ周囲の人々が存在感があり素敵なので、強力に惹きつけられて最後までぐいぐい読める物語です。
<こんな人におすすめ>
もし日本が東西に分断されていたら?という話に興味がある
女子高生のテロ活動ぶりを見てみたい
知念 実希人ファン
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント