『光の帝国―常野物語』 恩田 陸 (著) 集英社文庫
あらすじ
膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから…。「常野」から来たと言われる彼らには、皆それぞれ不思議な能力があった。
特殊な能力を持つ一族のこれまでとこれから
普通の人々にまぎれてひっそりと暮らす彼らは、知的で穏やか。しかしその能力ゆえに、時の権力に利用されそうになったり、人ならざるものと戦うことになったりします。
彼らは何のために存在し、そしてどこへ向かおうとしているのか。連続した短編集により、彼らの様々な能力や、これまで生きてきた背景が少しずつ明らかになっていきます。
まとめ
常人にない能力を持つがゆえに、多くの苦しみもある彼らの背後には、まばゆい光が生まれてくる場所があるのです。美しく静かな哀しみに満ちた、不思議な能力を持つ一族の物語です。
<こんな人におすすめ>
不思議な能力を持つ人間の話に興味がある
超能力を持つ人間が、昔どう生きていたかが気になる
恩田陸のファン
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント