『神様の裏の顔』 藤崎 翔 (著) 角川文庫
あらすじ
多くの人々に慕われ、その生き様も清廉な教師、坪井誠造が逝去した。誰もが涙した、と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。
物語は序盤で坪井誠造がどんなに素晴らしい人物であったかが、参列者によって語られます。中盤、通夜振る舞いの席で坪井誠造への疑惑がある参列者たちの間で持ち上がります。
まとめ
坪井誠造のお通夜での出来事です。彼の生前の評判、疑惑が明らかになっていく様子。その構成と流れが滑らかで、かつかっちりとはまっていく様子には「お見事!」と思わずつぶやいてしまいます。
舞台にしたら面白いだろうなあと思わせてくれる、最後の最後まで気の抜けないミステリーです。
<こんな人におすすめ>
通夜を舞台にしたミステリを読んでみたい
あっと驚くどんでん返しのミステリを読みたい
構成や流れがおもしろいミステリが好き
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