『あずかりやさん』 大山 淳子(著) ポプラ文庫
あらすじ
「1日百円で、どんなものでも預かります。」東京の下町にある商店街のはじでひっそりと営業するのは「あずかりやさん」。さまざま事情を抱えたお客たちが、何かを預けるために店主のもとへ訪れる。
「あずかりやさん」の店主は目が見えません。そこで客は安心して預けることができます。そして、その目の見えない店主は受け取りに来た人を決して間違えないのです。
まとめ
店主はひっそりとたたずみ、預かりものにまつわる話やお客の身の上話を聞いたりして、ただ誠実に預かります。お客たちは預けてもらうことでいったん手放し、様々な問題に答えを見出していきます。
短編集なのですが、語り手がお店ののれんやガラスケース、看板猫だったりするのがまたおもしろい。彼らから見た店主と客たちは、時に興味深く映るようです。
心がじんわりとあたたかくなるような、やさしい物語です。
<こんな人におすすめ>
「あずかりやさん」がどんなものなのか気になる
猫が好き
心が温まるような物語を読みたい
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