『ウェディング・マン』 日野 草 (著) 講談社文庫
あらすじ
結婚した妻は、自分に隠し事をしている。古い時計やおもちゃの修理をしている立夏は、妻の恵理香の浮気を疑い尾行した。
そこで立夏が目にしたのは、若い女性にナイフを向ける恵理香の姿。驚き声をあげる立夏の手をつかみ、逃げ出した恵理香が語った、彼女の「家族」の話とは。
妻・恵理香の「家族の秘密」とは
誰に対しても敬語を使い、人との距離を縮めることがなかなかできない立夏。しかし実家のカフェで働く恵理香に惹かれ、結婚。その妻がさらりと嘘をつくことが気になり、後をつけます。
そこで立夏は、恵理香が若い女性にナイフを突き刺すところを目撃したのです。しかも刺され、血を流した女性も逃げ出して…。
混乱する立夏に、恵理香は自分の家族と、自分たちがこれまでしてきたことを話します。
まとめ
毒親に支配され、地獄のような状況でもできることを探し、必死にやってきた恵理香。そんな恵理香と、やはり生きていきたいと考える立夏も、彼女との結婚によって救われ、新たな人生行きのパスポートを手に入れたのかもしれません。
驚きのラストラストも思わず感動!のサスペンスミステリーです。
<こんな人におすすめ>
妻の謎を追う、スリリングな話を読んでみたい
状況が二転三転するようなミステリーが好き
日野 草のファン
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