のこ
見た目は気にしている?
ぬこ
もちろんだ。
俺は猫界のファッションリーダーだから。
のこ
…。
こちらは田舎にやってきた
イメージ・コンサルタントと
交流することで、変わっていく
人々の姿を描いたお話よ。
ぬこ
イメージ・コンサルタントね。
見た目が人に与える影響は大きいんだろうな。
『イメコン』 遠藤 彩見 (著) 創元推理文庫
あらすじ
ひきこもりの男子高校生、武川直央の前に現れたのは、田舎町では明らかに異彩を放つ容姿端麗な男・一色一麿だった。イメージ・コンサルタントと名乗る一色がアドバイスをすると、依頼人の事態が好転していく。そしてその洞察力で、起こった事件までも解決していく。
田舎の市長のイメージ・コンサルタントを担当し、ボランティアで市民のイメージ・コンサルティングも行っている一色は王子の雰囲気を身にまとうイケメン。一方、小柄で床屋にも行かない直央は中学生に間違われ、おまけに全身黒ずくめの愛想なしで、あわや不審者扱いに…といったところを一色に救ってもらい、二人の交流がはじまります。
まとめ
似合う服や髪型はもちろん、声の出し方、姿勢に至るまで、ちょっとした変化で人に与える印象や影響がこうも違うのか、と驚きます。やはり見た目は大事、だけど見た目に伴う自分の中身をしっかり築くことも大事だということを伝えてくれる物語。
<こんな人におすすめ>
人からどんな印象を持たれているのか気になる
見た目の印象が人に及ぼす影響を描いた話に興味がある
遠藤 彩見のファン
リンク
ぬこ
人間の男も見た目に気を配るのは
大切なことなんだな。
のこ
見た目やファッションから
「自分はこういう人間です」という
看板を下げて歩いているようなものだと
考えるべきなのでしょうね。
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