![のこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/のこ.jpg)
のこ
こちらはアテネの廃院に描かれた
大天使ミカエルの絵と、そこで
起こった不審な出来事について
描かれた物語よ。
![ぬこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/ぬこ.jpg)
ぬこ
廃院かあ。なんだか怖い雰囲気。
そこで何が起こったんだ?
![のこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/のこ.jpg)
のこ
以前、そこの修道士たちが
数日で全員亡くなったようなの。
今回訪れたメンバーも体調を崩したり
様子がおかしくなったりしているわ。
![ぬこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/ぬこ.jpg)
ぬこ
え、なにそれ呪い?
亡くなったりおかしな状況になるのに
どんな理由があるんだろう?
『廃院のミカエル』 篠田 節子(著) 集英社文庫
あらすじ
食品輸入会社の現地職員として働く美貴は、アテネに訪れた。
目的の蜂蜜を捜すために訪れた村にあった、修道院の壁に描かれた大天使ミカエルの絵を見つける。
それから彼女の周囲では不思議な出来事が起こり始める。
美貴と、コーディネーターの綾子、絵画の補修を仕事にしている吉園の3名で訪れたのはある修道院でした。
壁に描かれた大天使ミカエルの絵を見たあと、祈りの声が聞こえてきます。
ここは廃院となっているのに…。
その後、綾子の様子がおかしくなったり、その集落の司祭が急に体調を崩したりと不穏な空気が漂います。
廃院となったのは、修道士たちがほんの数日で全員亡くなったからなのですが、その原因とは。
まとめ
アテネの奥深い地で、神に身を捧げる者たちに起こった出来事は何だったのか。
人の力の及ばない、神の領域とは本当にあるのか。
心に闇を持つ者ほど神の存在を強く求めるのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
アテネの山奥での宗教観に興味がある
現実と宗教上の奇跡が奇妙に絡み合った話を読んでみたい
篠田 節子のファン
![](https://nukobook.com/wp-content/uploads/2021/06/1126_2廃院のミカエル-1024x725.jpg)
リンク
![ぬこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/ぬこ.jpg)
ぬこ
信仰と現実が奇妙に絡み合うと
こんなことが起こるんだな。
![のこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/のこ.jpg)
のこ
アテネの山奥の地域での
宗教観などについても
よくわかる物語ね。
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