のこ
こちらは自宅に殺人犯がたてこもり
妻を人質に取られてしまった男性が
妻を救うために犯人と交渉する物語よ。
ぬこ
ナニそれ!?
あらすじ聞いてるだけでも
ドキドキするんですけど!?(・_・;?
のこ
警察をも出し抜いて犯人と
交渉し、犯人を逃がすために
画策するのよ。
ぬこ
そ、それは…(゚o゚;;
いやしかし妻を救うためだし…
いやいやどうなっちゃうの!?
『盤上の敵』 北村 薫 (著) 講談社文庫
あらすじ
我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻の友貴子が人質にされた。
警察とワイドショーのカメラに囲まれる中、末永純一は妻を救うため、警察を出し抜き、犯人と交渉を始める。
純一は犯人に王手をかけることができるのか。
テレビ局に勤める純一が家に帰ると、警察の車が何台も止まっていました。
猟銃を持った犯人が家に侵入し、妻を人質に立てこもっているというのです。
会社に状況を連絡し、近くに住む友人宅を訪れ、ある「準備」をはじめます。
それは犯人を逃がすためのものでした。
まとめ
一方で、妻・友貴子のモノローグが入ります。
彼女の過去が少しずつ明らかになるにつれ、現在の状況とどうつながっていくのだろう?と緊張感が高まります。
そして驚きのラストが訪れるのです。
物理的なトリックではなく、本当に守りたいものは何かということを、一枚ずつ剥がしていくような見事な構成で、物語の中に引き込まれていくミステリーです。
<こんな人におすすめ>
立てこもり犯との息の詰まる駆け引きを描いた話を読んでみたい
あっと驚く結末を迎えるミステリーを読みたい
北村 薫のファン
リンク
ぬこ
手に汗握る犯人との駆け引き!!
驚きの結末!最後まで目が離せないぜ!
のこ
本当に守りたいものは何なのかを
考えさせられる物語ね。
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