フランスのお菓子は紫禁城に受け入れられるのか?

のこ
のこ

こちらは「親王殿下のパティシエール」

シリーズ第三弾よ。和孝公主の実母を

尋ねるためにいよいよマリーは紫禁城へ

立ち入ることになるの。

ぬこ
ぬこ

なんと!それはすごいことに

なってきたな。マリーは

お妃たちにどんなお菓子を用意するのかな?

のこ
のこ

華やかで、珍しいものなど

あれこれ考えて試作しているようよ。

ぬこ
ぬこ

毎回驚くようなお菓子を作り出して

くれるからな。今回はどんなものが

登場するのか、楽しみだぜ!!

『親王殿下のパティシエール(3) 紫禁城のフランス人』

篠原悠希 (著) ハルキ文庫

あらすじ

大清帝国第十七皇子・永璘お抱えの糕點師(パティシエール)見習いとして、北京で働く仏華ハーフのマリー。

しかし、女であるマリーを疎ましく思う男の厨士たちもおり、マリーは1人、別の場所でお菓子づくりの修行に励む。

紫禁城のお妃たちへのお菓子に知恵を絞る

そんなマリーに永璘の妹である和孝公主が紫禁城へ上がらないか、と声をかけます。

和孝公主の実母・惇妃と永璘の義母にあいさつに伺うため、どんなお菓子を持参したら良いか、頭を悩ませるマリーですが。

文化の違いなどから、マリーのことを受け入れられない厨士たちもいる中で、1人お菓子づくりに励むマリー。

そんな折、紫禁城へ上がる話が出ます。和孝公主の実母・惇妃と、永璘の義母へのマリーの顔見せも兼ねています。

手に入る材料で、お妃たちが喜んでくれるお菓子を…と考えたマリーが作り出したお菓子とは。

そして皇帝から絵を描くことを禁じられた永璘の秘密が明らかになってきて…。

まとめ

北京のお城を出て、マリーはいよいよ紫禁城へ。

工夫をこらし、見た目にも気を配ったお菓子は好評でした。

そして、永璘の過去や、交わるはずのない宣教師・アミヨーとの関係など、隠されていた永璘の一部が明らかに。

秘密を共有した2人の距離感、止まることのないマリーのお菓子づくりの発想と技術。

マリーが今後どのような立場で、どのように成長していくのかが楽しみな物語です。

<こんな人におすすめ>

清国の皇子や妃たちを描いた話に興味がある
清国でフランスのお菓子を作ろうと頑張るパティシエールの話を読みたい
篠原悠希のファン

ぬこ
ぬこ

俺もこの美しいお菓子を見てみたい!

それと永璘の過去が少し見えて

ますます彼の人間味が増して感じられるな。

のこ
のこ

フランスと清の文化を

融合させ、目と舌を楽しませる

お菓子を作り出すマリーの今後が

楽しみなシリーズよね。

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