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ひどい奴らが暮らす街で起こる毒気溢れるミステリー

昭和の時代にベッドタウンとして開発され、今では老人ばかりが住む町、辛夷ヶ丘。のどかで事件や事故もめったに起こらないこの町で、放火殺人事件が発生。その後、町一番の名家の当主・箕作ハツエがひったくりに遭う。辛夷ヶ丘警察署生活安全課の砂井三琴は相棒の田中盛とともに捜査に向かう。
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成長し続ける脳で人生を長ーく楽しもう

50歳前後になると「急にもの忘れが増えてきた」「頭の働きが悪くなったよおうな気がする」といった頭の衰えを感じ始める人が少なからずいるようです。本書では脳が最大限に力を発揮するための、脳の仕組みと具体的な方法を解説。毎日の生活に取り入れて「歳を取るほどイキイキ働く頭」をつくりましょう。
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「いのち」に対する新しい価値観がはじまる

人口が急激に減少した世界では、人が死ぬと「生命式」というタイプの式がスタンダードになっていた。「生命式」とは、死んだ人間を食べながら男女が受精相手を探し、どこかで受精を行うもの。池谷の同僚であり良き理解者であった山本が死に、池谷は山本の生命式の銃尾を手伝うことに(「生命式」)。
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「男らしく生きる」って結構大変なんです

地元の仲間との関係に縛られ、抜け出せずにいるアラサー男。交際することになった女子高生の積極性に恐怖すら感じる男子高生。求められる「男らしさ」に馴染むことのできない男たちの、おかしくてちょっぷり切ない物語集。
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「本当の悪人」は誰なのか そしてその報いとは

社長の財前彰太は、妻の由布子、娘の美華と幸せに暮らしていた。しかし、ニュースで流れた女性拉致事件の内容に強い不安を覚える。その手法はかつて自分が耳にしたと同時に、由布子と結婚するために犯した、ある罪を思い出させるものだった。
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密室のあるところに密室蒐集家の姿あり

鍵がかかった音楽室からこつぜんと姿を消した射殺犯、警察が監視する家で発見された高校生の男女の死体。密室のある事件が起こると、どこからともなく現れる「密室蒐集家」が、鮮やかにその謎を解いていく。
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その人生が不幸か幸福か それは自分自身が決めること

海を見下ろす小高い丘に広がる住宅地、『うつくしが丘』。この地に建つ、築21年の3階建一軒家を購入した美保理と譲。1階を美容室に改装し、近所の人に利用してもらえる店にしようと張り切っていた。しかし、オープンを間近に控えたある日、美保理は近隣住民からここが「不幸の家」と呼ばれていることを知る。
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罪を犯した作家は逃げ果せることができるのか?

売れない作家の大菅賢は編集者の言葉にキレてしまい、路上で突き飛ばし、殺してしまう。逃亡をはかった末に自殺を考えたが、偶然にも自殺をしようとする女性を発見し、助ける。この女性・直美の家に匿ってもらう賢は、直美をゴーストライターとして小説を書き、再デビューをはかる、という作戦に挑む。
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その行動・言動には理由あり。認知症の人が見ている世界とは。

日本におかえる認知症の患者数は増加の一途を辿っています。しかし、家庭介護においては「同じことを何度も言う」「理由もなく歩きまわる」など、その不可解な言動や行動に振り回されることも。本書ではその行動をもたらす心理を漫画を交えてわかりやすく解説。
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戦いの場を麻薬捜査に移し、因縁の相手と再び対決!

昇ロンドン警視庁捜査巡査部長となったウィリアム・ウォーウィックは、麻薬取締独立捜査班へ異動。ロンドンの麻薬王と呼ばれる通称『ヴァイパー』の正体をつかみ、逮捕するために捜査に向かうウィリアム。そしてこの捜査はあの因縁の相手へとつながっていく。