こちらは呪術使いのテロ組織を
壊滅すべく、第四トッカンと呼ばれる
警視庁の特別捜査班が立ち向かう物語よ。
呪術??そんなものでテロ行為って
起こせるものなの?
テロ組織の潜入捜査を行っていた
人物たちが、相次いで不自然な事故死や
失踪をしたの。第四トッカンの
井手口の叔父にあたる人物も同様に
亡くなっているわ。
それじゃあ薬品や武器を使うことなく
相手を死なせることができるってわけか。
ある意味最強すぎるんだけど
どうやって壊滅させるんだろう?
『第四トッカン 警視庁特異集団監視捜査第四班』
鷹樹 烏介 (著) 双葉文庫
あらすじ
警察の秘密組織『ラグエル』は表向きは宗教として活動するテロ組織の潜入捜査を行っていたが『協力者』の間で不自然な自殺や事故死、失踪が相次いで発生。
この事態を受け、警視庁内に特別作業班である特異集団監視捜査第四班、通称『第四トッカン』が編成された。
呪術を使ったテロ活動を行う集団を相手に対抗する能力を持つ呪いのスペシャリスト井手口を筆頭に、狙撃手の志茂、剣士の飯笹、分析官の御車の四人が立ち向かう。
テロ撲滅に立ち向かう呪いのスペシャリストたち
テロを起こしたカーン聖仙教が壊滅し、残党らの監視を行っていた『ラグエル』。
そしてある団体を担当していたメンバーに証明が不可能な不審な死が立て続けに起こります。
この事態を受け急遽編成された「第四トッカン」の四名は、それぞれが特殊能力を持ちます。
呪術耐性と呪術の知識、そして言葉によって人に強烈な感情を植え付ける力を持つ「うたわせ屋」こと井手口。
呪詛を練りこんだ銃弾を使って敵を撃ち抜く凄腕のスナイパー、志茂。
75匹の霊的管狐を操り、情報を取り込む女詐欺師、御車。
姉の復讐のために36人のヤクザを斬り倒した妖刀を使う女剣士の飯笹。
連続不審死を捜査する彼らの前に、都市伝説と言われる謎の多い闇組織『龍門会』の存在が浮上してきます。
彼らが画策するテロの内容、そしてテロ行為を行うその目的とは。
まとめ
呪いの力でテロ活動を行うという、驚きの設定です。
対象者を呪いでコントロールし意のままに操ることで、自殺へと追い込んだり、自分の命をかえりみずに行動させることができるのです。
呪いにも各人の能力の高さやルールなどに縛りがあるため、刀や銃を用いた派手なアクションがある一方で、頭脳的な戦略が求められます。
静と動、狂気と正義への情熱が渦巻く、ノンストップなアクション警察&呪術小説です。
<こんな人におすすめ>
呪術を使ったテロリストを撲滅させるべく戦う警察小説を読んでみたい
呪いのスペシャリストがどのような戦い方をするのか興味がある
鷹樹 烏介のファン
どわーっ
敵も味方もやばいやつばっかり!!
味方もギリギリのところでやってるから
どう展開するのかハラハラドキドキする!!
派手なアクションシーンに
どこからどのように攻撃されるのか
予想もつかない呪術の攻防。
そして主人公たちが抱えた闇など見所満載の、
ノンストップサスペンスホラーね。
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