『未来へ・・・』 新井素子 (著) ハルキ文庫
あらすじ
「かなちゃんの仏壇を出して」成人式を迎えた娘、菜苗から思わぬ提案を受けた。１６年前、菜苗の双子の姉、香苗は亡くなったのだ。
過去の自分にメッセージを送れるとしたら…
その日から母親の私、若葉は香苗がなくなる前の夢を見るようになります。眠っているときに、過去の自分に対してメッセージを送れることを知った若葉は、香苗が亡くなった遠足へ行くな！と必死にメッセージを送ってみるのだが。
まとめ
「もしも」の世界で、もう一人の娘が生きていたら。そんな想像をする暇もなく助けられる可能性があると知ったとたんに、ひたすら全力で取り組む母の愛と強さはすごいです。結末もあたたかで納得のいく終わり方。母親が主役のライトSF物語です。
＜こんな人におすすめ＞
ライトなSFファンタジーが好き
夢で過去の自分に会える、という話に興味がある
新井素子ファン
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