『ビール職人のレシピと推理』
エリー・アレグザンダー (著) 創元推理文庫
あらすじ
アメリカの小さな町、レブンワースではビールのお祭り、オクトーバーフェストの開催が迫っていた。ビール職人のスローンは新作のビールの開発に取り組んでいた。そんな中、ビールをテーマにしたドキュメンタリー映画の撮影隊が町にやってきた。ところがフェスタの前日、映画関係者が死体となって発見される。
オクトーバーフェストと映画撮影隊で町中が賑わう
優れた舌とビール醸造の腕を持つスローンは、夫と別居中。小さなブルワリー「ニトロ」でビールやフードのメニュー開発などに精を出しています。
町が賑わいを見せるオクトーバーフェストに合わせ、ドキュメンタリー映画の撮影隊がやってきましたが、出演者である俳優・ミッチェルがフェストの前日に死体となって発見されます。
彼らの周囲をさりげなく調べるスローンですが、不穏な行動をする者たちが現れて…。
まとめ
新作、チェリー・バイツェンのできあがる様子、それに合わせたスペシャルメニュー。味と香りが漂ってきそうなビールとフードに思わず喉が鳴ります。
賑やかなフェストの町の様子、強くて美しいけれども、時に弱さを見せるスローンの魅力と活躍ぶりが光るミステリーです。
<こんな人におすすめ>
ビールの製造方法や、ビールに合うつまみに興味がある
小さな町で頑張る女性が活躍するミステリーを読んでみたい
エリー・アレグザンダーのファン
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント