のこ
活版印刷って知ってるかしら?
ぬこ
活字を一つずつ組む、味のある印刷だよな。
俺も名刺作ってもらおうかな。
のこ
あら、誰かに名刺を渡す予定が?
ぬこ
飼い主が俺をSNSにあげるだろ。
俺の美しさに全世界からいろいろと
オファーくるかもしれないからな。
のこ
…。
こちらは古びた活版印刷を手がける
印刷所で繰り広げられる物語よ。
『活版印刷三日月堂』 ほしお さなえ (著) ポプラ文庫
あらすじ
古びた印刷所「三日月堂」が営むのは、昔ながらの活版印刷。そんな三日月堂には、いろんな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の持つ力、温かみによって心を解きほぐされていく。
心を込めて、その人のための印刷物を手がける
活字を一つずつ選び、セットし、印刷する活版印刷。街の小さな印刷所を継いだ弓子は、お客のニーズを探り、その心に響く印刷物を提案していきます。
まとめ
活版印刷はとても手のかかる作業です。だからこそ、できたものは温かみがあり、もの自体にも物語が生まれるのです。
そうした作品が出来るのも、お客の心に寄り添える、弓子の優しさがあってこそ。
読む者の心も解きほぐされる、感動の物語です。
<こんな人におすすめ>
活版印刷に興味がある
人との絆を感じさせてくれる話が好き
『ことば』の持つ力を信じている
リンク
ぬこ
言葉の大切さか…。俺の場合キャッチコピーかな。
『世界一ちゅーるを愛する、きゅーとなぬこ』
どうだ(* ̄ー ̄*)ニヤリッ
のこ
…。
世界進出までの道は遠そうね。
文字と言葉の力が心に沁みる、素敵な物語よ。
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