こちらは「江戸菓子舗照月堂」
シリーズ第二弾よ。
照月堂が大店の氷川屋とお菓子の
勝負をすることになったの。
おお!大店との勝負か!
勝算はあるのか?
対決のきっかけを作った
安吉が行方不明になり、
なつめは厨房に入れることになったの。
なつめもお菓子の知恵を絞るのよ。
アイデアの面からなつめも
参加するんだな!
どんなお菓子ができるのか、
そして勝負の行方も気になるぜ!!
『菊のきせ綿 江戸菓子舗照月堂2』
篠綾子 (著) 時代小説文庫
あらすじ
江戸は駒込の菓子舗照月堂で、女中として働きながら菓子職人を目指している少女、なつめ。
厨房に入れぬ身ながら、菓子づくりへの想いは募る、大店の氷川屋からやってきたお調子者の職人、安吉を巡って、氷川屋と菓子勝負をすることになった照月堂。
店主の久兵衛は助手としてなつめを指名する。
言いがかりをつけられた形で菓子対決をすることになってしまった照月堂。
発端となった安吉は、なんと行方をくらましてしまいます。
なつめと暮らす了然尼から、なつめの生い立ちや菓子づくりへの思いを聞いた久兵衛は、なつめを助手にすることを決め、厨房へ入ることを許します。
喜びもそこそこに、勝負する菓子への知恵を絞るなつめなのでした。
まとめ
武家の家に生まれ育ち、了然尼のもとで教養を学んできたなつめにはその知識があります。
そして物事から逃げずにまっすぐ目を向ける強さも。
それらが美しい菓子を生み出すアイデアとつながり、なつめを夢へとまた一歩近づけるのです。
<こんな人におすすめ>
教養と菓子づくりがどう結び付くのかに興味がある
いよいよ厨房に入ることを許されたなつめの活躍が気になる
篠綾子のファン
へえ〜 菓子作りには
腕だけじゃなくて教養も
活かされるんだな。
常にお菓子のことを考え、真摯に
取り組むなつめだからこそ、素敵な
アイデアが生まれるのよね。
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