『蒲公英草紙―常野物語』 恩田 陸 (著) 集英社文庫
あらすじ
20世紀初頭の東北の農村。少女峰子は集落の名家である牧村家の長女、聡子の話し相手を務めていた。ある日、聡子が予言した通り、村に謎めいた一家が訪れる。
集落の名家と特殊な能力を持つ一家の関係
田舎の名家と、不思議な能力を持つ「常野」と呼ばれる四人家族、そして普通の少女。不穏な空気が漂い始めた時代、少女たちは様々な人たちと交流しながら成長していきます。
「常野」と呼ばれる一家は、人の記憶や思いなど、いろんなものを「しまう」能力を持っています。彼らと牧村家の関係とは。そして二人の少女に待ち受ける運命とは。
まとめ
深い優しさ、慈しみ、儚さ。多くの人が心に秘めたものは、読む者の心に染み込んで、忘れられない印象を残します。美しく、感動的な物語です。
<こんな人におすすめ>
超能力を持つ一族の話に興味がある
穏やかな、昔の田舎の風景が好き
前作『光の帝国-常野物語』を読んだ
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント