『キッズファイヤー・ドットコム 』
海猫沢 めろん (著) 講談社文庫
あらすじ
少数精鋭、短期決戦をモットーとするホストクラブの店長、白鳥神威。いつも通り歌舞伎町から帰ると、なんと家の前に見知らぬ赤ちゃんが!!
ホストとIT社長が考えた「子育て」とは
母親に心当たりはないが、育てる決意をした神威は、IT社長の三國孔明と共にクラウドファンディングで赤ちゃんを育てることを思いつく。
赤ちゃんの成長を見守り、その人生に介入する権利を「買う」という、あるわけなさそうで、いや意外と起こり得る話なのでは?と思わず唸ってしまいます。若者の権利、老人の権利、「母親」とは「子育て」とは、そして「子供」とは。
まとめ
多くの要素を絡めながら、物語は展開していきます。ホストである仲間たちが時にコミカルに場を盛り上げ、そして神威と孔明を中心にタスクを達成していく。
「子育て」の世界にとてつもなく大きな爆弾を投入する物語です。誰もが自由な形で子育てに参加できるのか?そんな疑問を読むものに投げかけるのです。
<こんな人におすすめ>
ホストの話に興味がある
子育ての概念を破るような話に興味がある
海猫沢めろんのファン
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