『神さまたちの遊ぶ庭』 宮下 奈都 (著) 光文社文庫
あらすじ
北海道、十勝大雪山国立公園にあるトムラウシ。スーパーまで三十七キロ、一月のある日、今日は暖かいなあと思ったらマイナス十三度…。この地へ引っ越してきた、作家の宮下奈都の一家五人がこの地で暮らした一年を綴るエッセイ。
雄大な自然での暮らしを綴るエッセイ
とにかくトムラウシの描写が美しい。素直な子供達の感性や行動も、ここの景観の美しさ、荘厳さをより強く感じさせてくれます。
自然と人からの恵みに、嬉しさと感謝の心を感じる宮下さん。反面、その地で得られるメリットはデメリットにもなり得る。子供がいるからこその喜びと葛藤に共感してしまいます。
まとめ
軽妙でクスッと笑える語り口。雄大な自然は心を開放して、喜びを与え、人間も自然の一部なんだということを教えてくれるエッセイです。
<こんな人におすすめ>
大自然の中での家族の暮らしに興味がある
自然の中で感じること、人とのつながりを知りたい
宮下奈都のファン
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