オセロがひっくり返るように次々と現れる事実に驚愕

『Mの女』　 浦賀 和宏(著) 幻冬舎文庫

あらすじ

ミステリ作家の冴子は、友人・亜美から恋人タケルを紹介される。タケルに不穏なものを感じた冴子は、タケルの身辺を調べはじめる。

するとそこには数多くの死が。次々と現れる事実にあなたは驚愕する。

タケルの過去と彼の目的

友人の彼氏と付き合っていた女が自殺。１０代の頃に1人の人間を刺殺している。

さらに子供の頃は、彼1人を残し、一家全員が強盗に殺害されていた。

調べていくうちにタケルの狙いはどうやら自分であり、しかも命を奪おうとしている事に気づく冴子。

まとめ

終盤になって、なんと冴子は警察に捕まってしまいます。そして、様々な人物が彼女について語るのですが、これがまた次から次へと、予想外の事実が表れます。

序盤、冴子の１人称で書いていることがラストの事実にボディブローのように効いてくる、ひやりとするミステリーです。

＜こんな人におすすめ＞

女流作家が主人公の話を読みたい
ミステリ好き
浦賀和宏のファン

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