その世界へ身体ごと持っていかれる物語

のこ

自分は王様になれる器だと思う？

ぬこ

俺自身の魅力はたっぷりだけど

荒くれどもを手なづけるのは

ちょっと難しそうだな〜。

のこ

こちらは香港を舞台に会社の陰謀に

立ち向かっていく男性の姿を描いた物語よ。

のこ

「あなたは王として旅を続けなければならない」

と言われた主人公がどう戦っていくのかしら。

ぬこ

一人で戦うのか？孤高の王だな。

かっこいい(￣ー￣)ｂ!

『未必のマクベス』　　早瀬耕 (著)　　早川書房

あらすじ

同僚の伴とともに、バンコクでの商談を成立させた優一は、澳門（マカオ）の娼婦から予言めいた言葉をかけられる。「あなたは王として旅を続けなければならない。」やがて香港法人の代表取締役を命じられたが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。

会社の闇を暴くため行動に出る優一

香港、澳門を舞台に会社の陰謀に立ち向かう優一。出向を命じられた香港法人について調べていくうちに、初恋の相手、鍋島の名を見つけます。会社のしがらみに捉われることもなく、迅速に決断し、行動に移す祐一は、まさに孤高の王の風格。

まとめ

また、彼を支える恋人の由記子、初恋の鍋島の存在が、優一の心の拠り所となっています。命を狙われる緊張感、そして大切な人への愛。その世界観へ身体ごと持っていかれる物語です。

＜こんな人におすすめ＞

香港・澳門を中心に繰り広げられる犯罪小説を読みたい
緊迫した状況の中で展開する恋愛物語を読んでみたい
早瀬耕のファン

ぬこ

おお…。なんだか映画を見ているような

ドキドキしつつ感動する物語だな。

のこ

香港の熱気、主人公の冷静な判断力や

ギリギリの駆け引きなど、最後まで

一気読み間違いなしの物語ね。

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