こちらは『禅の言葉』を
子ども向けにわかりやすく
解説した本よ。
『禅」てなんだ?
達磨大使が開いた仏教の宗派の
ひとつで、美しく素直な心で
元気に生きる方法を説いたものなの。
へえ〜。毎日の暮らしに
ちょっと役に立ちそうだな。
『こども 禅の言葉』 枡野 俊明 (著, 監修) エイ出版社
概要
悪口やいやなことを言う友達がいる、緊張してみんなの前でうまく話せない、きょうだいと比べられるのがつらい、野菜が嫌いで食べたくない。子どもの世界もいろんな悩みがあります。「禅語」とは、お坊さんたちが長年の修行を通して気づいた心理を言葉にしたもの。そんな禅語を知ることで、問題の解決につながるはず。
「禅の言葉」が悩みを解決するヒントの糸口に
「禅」とはインドのお坊さんだった達磨大使が開いた仏教の宗派のひとつ。美しく素直な心で元気に生きる方法を説くものです。その方法を言葉で言いあらわしたものが「禅語」。
例えば「淡口(たんこう)」と言う言葉は、たんたんとあっさり交際する、という意味です。つまり、悪口やいやなことを言う友達は、相手にしないで聞きながしてしまおう、ということ。
他にも「無心」「柔軟心」など聞いたことのあるようなものから「清坐一味友」「悟無好悪」など耳に新しいものまで、悩みの問題に照らし合わせながらわかりやすく解説し、アドバイスも加えています。
まとめ
子ども向けながらも、禅の言葉とやさしいアドバイスは、大人にも参考になります。自分と周囲の人や出来事を、一歩離れて客観的に眺めるという視点を与えてくれる一冊です。
<こんな人におすすめ>
家族や友達などの人間関係で悩みがある
禅の世界がどのようなものなのか少し覗いてみたい
心にスッと入ってくるような、悩みを解決するヒントとなる言葉を知りたい
なるほど…。俺の発言を
あっさり受け流すのこの態度は
日頃から「淡口」を実践していた
わけなんだな…
あら、なんのことかしら?
人間関係や、日々の悩み事などにも
解決の糸口になるヒントがいっぱい。
子どもだけでなく大人にも役に立つ本ね。
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