のこ
こちらは、行方不明となった男性の
伝記を書くことになった作家が
その過去を調べるうちにいろんな事実が
明らかになっていくというサスペンスよ。
ぬこ
行方不明の男性かあ。
過去から何か不穏な出来事が
あったりしたのかな?
のこ
彼の周囲には「異人」のような
存在がつきまとっていたようなの。
ぬこ
不気味だな…。いったいその
「異人」の正体は何なんだ?
『異人たちの館』 折原 一 (著) 文春文庫
あらすじ
富士の樹海で姿を消した小松原淳。彼の母親からの依頼で、淳の伝記を書くことになった、作家志望の島崎は、8歳で児童文学賞を受賞し、天才少年と言われた淳についての資料を読み込むうちに、淳の周囲につきまとっていた「異人」のような存在に気づく。
行方不明となった淳の伝記を書くために、屋敷を訪れ、膨大な資料を読み込むうちに、自分の才能に自信を持ち、尊大な態度をしていた淳の一面が明らかになっていきます。
淳が危機的状況に陥ると「異人」のような謎の大きな男が出現し、淳を助けています。
そして母親の口から一言も出なかった、淳の妹とは、どんな女性なのでしょうか。
まとめ
淳の過去が段階的に明らかになるにつれ、背筋がゾクリとするようなものを感じます。
遭難、密室、愛憎。多くの要素がたっぷりとつまった、ドラマチックなミステリーです。
<こんな人におすすめ>
謎が明らかになるにつれ緊張感が高まる話を読みたい
様々な文体を使い分けた、巧妙な構成のサスペンスを読みたい
折原 一 のファン
リンク
ぬこ
うわあ〜 読み進めるにつれ
高まる緊張感がたまらないな!!
のこ
遭難、密室、愛憎と多くの要素を
含んだドラマチックなサスペンス
ミステリーね。
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