悪意のブラックホールに呑み込まれる恐ろしさ

のこ
のこ

こちらはある男性が

ある出会い系サイトで

恐ろしい女性に出会ってしまうお話よ。

ぬこ
ぬこ

恐ろしい?どんな風に?

のこ
のこ

執拗にストーキング行為を

行い、男性の家族にまで

近づいていくの。

ぬこ
ぬこ

男の自業自得とはいえ

そいつは恐ろしすぎるな!

『リカ』 五十嵐 貴久 (著) 幻冬舎文庫

あらすじ

印刷会社に勤める42歳の会社員・本間は、ほんの出来心からはじめた出会い系のサイトで「リカ」と名乗る女性と知り合い、メールのやりとりをする。

しかし「リカ」はとんでもない化け物だった。

28歳、看護師、彼氏なし。メールのやりとりから好感触を受けた本間は、リカと会おうとします。

そして、そこからリカの異様なストーキング行為がはじまります。

ひっきりなしにかかる電話、限度いっぱいに残される留守番電話。

番号を変えても突き止められ、職場、自宅、家族の存在までも知られ、娘にまでリカは近づいていくのです。

まとめ

思い込み、発言の支離滅裂さ。本間が自分を愛して当然と言うリカの主張は、会話が全く成立しません。

リカを動かすエネルギーは「悪意」であり、そのパワーはとてつもなく大きく、関わった人間をすべて呑み込んでいくのです。

そんな恐怖を覚える物語です。

<こんな人におすすめ>

ストーカーに追い詰められる恐怖を描いた物語を読みたい
常識を逸した化け物のような「リカ」に興味がある
五十嵐 貴久のファン

ぬこ
ぬこ

恐ろしさのケタが違う(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

のこ
のこ

彼女に目をつけられたら

逃れることはできないのじゃ

ないかしら。

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