こちらは一人の女性がローカル駅に
あるコテージのオーナーとして
奮闘するお話よ。
駅にコテージ?
どういうこと?
駅舎が宿泊施設となっているの。
絶景なロケーションの中で、ブラック企業から
心機一転、コテージのオーナーとして
頑張る姿を描くの。
おお〜 どんな施設なのかも
気になるけど、そのブラック企業から
コテージオーナーとなったその女性の
働きぶりもきになるな!
『駅に泊まろう!』 豊田 巧 (著) 光文社文庫
あらすじ
ブラックな居酒屋チェーン店の店長だった桜岡美月は、会社にほとほと嫌気がさし、辞表を叩きつけたあと、東京駅から新幹線のグランクラスへ乗りこんだ。
極上のサービスと車窓からの景色を楽しみ、到着したのは北海道。
祖父から譲り受けたコテージのオーナーとしての新生活がはじまる。
ブラック企業という最悪の環境から開放され、雄大な地、北海道でコテージのオーナーとしてゆったりとした毎日を送りたい、と考えていた美月。
しかし祖父から譲り受けたコテージは、何と駅!!
駅舎を客室やダイニングなどに改装してつくられたものだったのです。
ディナーは駅のホームでバーベキュー、お風呂はおじいちゃん手づくりの丸太をくり抜いたもの…と驚きと喜びあふれる毎日。
しかし、何やら様子のおかしなお客が泊まりにきて…。
まとめ
しっかり者のイケメン従業員にどやされつつ、自然とお客様の心に沿ったおもてなしをする美月。
北海道の恵と圧倒的な土地の広さに翻弄されながらも、お客様のために持ち前のガッツと行動力でのぞみます。
美しく雄大な景色とあたたかな人々の心、そして北海道の鉄道情報も楽しめる、ハートフルなお仕事小説です。
<こんな人におすすめ>
電車が好き
泊まれる駅に興味がある
豊田 巧のファン
うわあ〜 こんな宿
俺も泊まってみたいぜ!
雄大な自然と細やかなホスピタリティに
読んでいるこちらまでこ心がじんわりと
温まる物語ね。
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