こちらは平均年齢70歳以上の
BARで働くことになった
40歳の女性の物語よ。
平均年齢70歳以上!?
なんだそれは!!
しかも全員元ダンサーで
踊れるの。40歳の女性は
ここではまだまだひよっこね。
40歳がひよっことは…
恐ろしい世界だぜ(・・;)
でもちょっとのぞいてみたい
『その女、ジルバ』全5巻 有間しのぶ (著) 小学館
あらすじ
ホステスの平均年齢は70歳以上の高齢BAR。
そこへ飛び込んだのは40歳の新人・笛吹新(うすい あらた)。
リストラで売り場から倉庫へ移動、独身、恋人なし。そ
んな彼女が決死の思い出入ったBAR OLD JACK&ROSE。アララという名をもらい、老人だらけの店で、彼女は何を学び、どう変わっていくのか。
ホステスの平均年齢が70歳以上というのもすごいですが、もっとすごいのがホステスが全員元ダンサーで、リクエストに応じてダンスをする、ということ。
年寄りならではの絶妙な切り返しに爆笑。もう人生積んだ、と落ち込んでいたアララに至っては、まだまだひよっ子、お嬢ちゃん扱いです。
まとめ
先輩ホステスたちの強さと明るさに影響されて、変わっていくアララ。朴訥として優しいアララは、震災の被害を受けた実家の家族を案じながら、自分の「今」も力強く生きていきます。
店を開いた、今は亡きママ「ジルバ」、そしてホステスたちが戦争を乗り越え、いくつもの絶望を経験しながら笑顔を取り戻していく。
何度もくりかえし読みたくなる、笑いと涙と感動のコミックです。
<こんな人におすすめ>
年寄りが活躍する話が好き
笑って泣ける、なおかつ深い話を読みたい
有間しのぶのファン
池脇千鶴さん主演でドラマ化も。ホステス老女たちの顔ぶれが豪華です。
わははは!!老人たちすごい!!
包まれるような安心感があるなあ。
まさに「その人に歴史あり」の
宝庫ね。彼女たちから学べることが
たくさんありそう。
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