愛だけでは生きられない 猫と人間のリアルな関係

のこ
のこ

こちらは獣医学大学の

学生が猫の世話のバイトを

するお話よ。

ぬこ
ぬこ

猫の世話をするバイト?

猫好きなら楽しそうだな。

のこ
のこ

ところがそのお世話するお宅は

乱雑な猫屋敷だったり、おまけに

その家のおばあさんに息子だと

勘違いされてしまったりするの。

ぬこ
ぬこ

うわあ なかなか大変そうだな。

うまくやっていけるのか?

『虹猫喫茶店』 坂井希久子 (著) 祥伝社文庫

あらすじ

一浪して受けた本命の大学の医学部が不合格となり、しぶしぶ受けた獣医大学に合格、入学した僕。

友達もできず、ヒマを持て余し、目についた「猫の世話をするだけの簡単なお仕事」というバイトをすることになったのだが…。

雇い主は喫茶店のクールビューティーな店主。

彼女に命じられて向かった先は、おばあさんが1人と猫三十七匹がが住む猫屋敷。

この家の猫のトイレ掃除やエサをあげて、とのことだが、おばあさんは僕を息子と勘違いしているようで…。

まとめ

猫屋敷、地域猫、捨て猫。可愛いけれど、放っておけばどんどん増える猫。

猫を愛する人全てが猫にとって良い環境で飼えるわけではありません。

そして、その「良い環境」というのは時代によっても、飼う立場の人間によっても違いがあります。

弱者であり、癒しを与えてくれる猫たち…愛だけでは生きていけない猫たちを全力で守る人間のリアルな戦いを、あたたかな目線で描く物語です。

<こんな人におすすめ>

地域猫の現実問題を知りたい
猫が好き
坂井希久子 のファン

ぬこ
ぬこ

地域猫の問題とか、

いろいろ考えさせられるなあ。

のこ
のこ

弱い存在を守る人間も

時に戦う必要があるのね。

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