こちらは「わがまま」と
社会をゆるやかにつなげる
社会学の入門書よ。
「わがまま」と社会学が
どうつながるわけ?
主張することとわがままは
どう違うのか、デモをすることの
意味などをやさしく解説するの。
なるほど。たしかに主張と
わがままの違いってよくわからん。
どういうことなのか見てみよう!
『みんなの「わがまま」入門 』 富永京子 (著) 左右社
概要
デモや政治への違和感から、校則や仕事に対するモヤっとするものまで、意見を言ったり行動したりすることへの「抵抗感」を、社会学の見地から解説。
身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、みんなで社会をつくるための入門書。
体育館にエアコンをつけてほしい。
これって「わがまま」なのでしょうか?皆が我慢しているのだから自分もそうするべきなのでは…。
保育園に入れないなどの待機児童問題。困っているのはわかるけど、デモまでするって、なんか気合い入りすぎてて…。
主張することを「わがまま」と感じ、ストップをかけてしまう社会情勢や、日本の文化的背景を解説。
そのうえで、主張することによって、反論が出たり、様々な意見が活発にやりとりされることで、世間が注目し、社会が変化していくことに意味がある、と著者は主張します。
まとめ
「わがまま」を言うこおとで、皆の意見が多方面から表れ、根本的な問題が見つかるきっかけとなったり、ゆるやかに社会が変化するならばそれは人と人をつなげるツールとなるのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
社会運動とは何かをやさしく解説した本を読みたい
自己主張したり、政治について意見を言うことに抵抗感がある
今の社会と「わがまま」の関係を詳しく知りたい
制作動画はこちら。
なるほどね。社会の変化を
もたらすためにも、声を
あげることは大切なんだな。
問題こそが人と人を
つなげる役割を持っているとも
言えるわね。
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